概要
正式名称は『牙狼 VERSUSROAD』
巷で噂になっているVRMMOゲームで、誰が作ったのかは一切不明。宣伝もしていないが注文もしていないのにプレイヤーのもとにある日専用のVRバイザーが送り付けられ、ゲームへと招待される。
バイザーを手に取るとなぜか装着したくなり、付けると一瞬だけ意識が飛び、気が付いた時には謎の空間へと転送される。プレイヤー数は100人。
ゲームの目的は最強の黄金騎士「牙狼」の称号を手に入れる事で、牙狼になったものはそれに付随してなんでも願いをかなえることができる。
プレイヤーは「騎士」と呼ばれ、案内人の朱伽からゲームに関する説明を受けた後、ゲームスタートとなる。ゲームは何回かにわけて行われる「ステージ」にて行われる。
魔戒騎士の例に倣ってプレイヤーは全員男性であり、学生や動画配信者、ファッションモデル、引きこもり、反社会勢力、逃亡犯など参加者の範囲は広い。
なお朱伽に認められれば、ゲームに参加せず強制ログアウトされるが、強制ログアウトされたものは二度とゲームをプレイできなくなる、すなわち現実世界へ戻ったと同時に死亡する。ただし朱伽は聞かれなければ強制ログアウトを行うことはない。
「ステージ」をクリアすれば一旦ゲーム終了となり、クリアの時点で生存した騎士たちはゲームに関する記憶をすべて消去されて現実世界へ帰ることができる。ただしステージをクリアできなかったりゲーム内で死亡した騎士たちは現実世界へ戻ったと同時に死亡する。
騎士はゲーム世界では常人を超えた身体能力を得ることができ、朱伽に認められればアイテムの使用が許可され、それを騎士たちが使いこなせれば武器をはじめとした「あらゆるモノ」に変化させられる。
以上のことから、最後に生きて現実世界へ帰れるのは勝ち残り牙狼の称号を得たたった一人のみとなる。そのため騎士同士の殺し合いが激化するほか、ゲームの中にはNPCモンスターのホラーが徘徊しており、常に騎士たちをつけ狙っている。
内容
以下ネタバレ注意!
第1回戦
クリア条件 | 残存プレイヤーが50人になるまで |
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フィールド | 森 |
詳細 | NPC「魔獣ホラー」に喰われないよう逃げ延びなくてはならない。しかし上記のクリア条件を満たすまで延々とホラーに追われ続けるのでプレイヤー同士の潰し合いが起きることに。 |
第2回戦
クリア条件 | 制限時間内にフィールドから脱出 |
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フィールド | 廃工場 |
特記事項 | 今回より結晶状のアイテムが支給。 |
詳細 | 廃工場の各地に配置されたプレイヤーが制限時間2時間以内にフィールドのどこかにあるゲートを通らなくてはならない。但しゲートを通るには“鍵”が必要でホラーがプレイヤーを喰った時にしか出ない。 |
第3回戦
クリア条件 | 残存プレイヤーが8人になるまで |
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フィールド | 会場 |
特記事項 | プレイヤーはアイテムに加え、押すと爆死するボタン付きのチョーカーを装着 |
詳細 | 指定されたフィールド内で残存プレイヤーが8人になるまでプレイヤー同士が殺しあう、という非常にシンプルで残酷な内容。フィールドを囲うシールドの外に出てしまうと、ホラーに捕食される。 |