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南京子の編集履歴

2020/05/19 16:27:11 版

編集者:あや

編集内容:最後の部分を追加しました。

演:森田亜紀

概要

大津馬中学に勤務する教員(担当科目は不明)。野咲春花小黒妙子らのクラス担任を務めている。明るい色の髪が特徴的な妙齢の女性(実写映画版では役者のこともあり、黒髪の中年女性になっている)。喫煙者。

非常に冷淡かつ排他的な性格で、春花が転入してきた日も歓迎するどころか、「クラスをかき乱すような真似はするな」と言い放ったほど。

加えて事なかれ主義でもあり、教師でありながら春花のいじめを黙認し、彼女の父が抗議に行った際にも素っ気ない態度で追い返した。また自己防衛のために、クラスのリーダー格である妙子を友達と呼んで彼女の言いなりになっており、佐山流美に対して「妙子が嫌っているのだから彼女に卒業まで近づくな」と言ったこともある。

このため、保護者はおろか生徒達からの人望は皆無で、彼女を軽視して授業態度の悪い生徒も多く、特に妙子の取り巻きからは「イカレ教師」と酷評されている。当の京子も、久賀秀利橘吉絵などの問題を起こす生徒達のことを不快に感じており、内心では疎んじていた。

我関せずの振る舞いをする一方で、根は非常に情緒不安定であり、少しでも悪口を言われたと感じると、時と場所を選ばず嘔吐してしまう(そのため、友達として接していた妙子からも「ゲロ教師」と見下されていた)。

クラスの生徒が相次いで行方不明になっても、そうした性格が変わることもなく、久賀の母を異常者呼ばわりしたり、橘吉絵の父に「卒業間際に問題を起こす生徒などいなくなって結構」と言って追い返したりしていたが(粗暴な橘の父も流石に彼女の言動に言葉を失っていた)・・・・。

ネタバレ

ピアスや茶髪がなんだっていうのよ!! 14歳の子供なのよ!!それくらいいいじゃないの!!

反抗期の男の子ってのは反抗したり間違いながら成長していくもんでしょ 秀利ばかりが特別じゃないわよ

アンタだってそういう時代を経て 今があるんでしょ その成長をわかってあげられないなんて教師失格よ!!

秀利は見た目じゃわからないかもしれないけど 本当はすごくいい子なのよ

あの色ボケ餓鬼が?

私はそんな他人の身勝手な成長のために 中学時代を犠牲にされた

実は彼女もかつては大津馬中学校の生徒だった。

しかし身体が弱かったことに加え、同級生の高橋という女子生徒を筆頭としたクラスメイト達から、嘔吐してしまう脆弱性を面白がられたことがきっかけで過酷ないじめを受けていた。

その内容は、「『ロッカーに閉じ込められる』『制服を剥ぎ取られる』『全員一斉に罵倒する』などの暴力的手段によるストレスを与えて無理やり嘔吐させる」という春花へのいじめが可愛く思えるほどの苛烈なものであり、それがきっかけで登校拒否に追い込まれていた(小説版では、担任教師も彼女のいじめを黙認していた上に煽り立てていた描写もある)。

卒業式にも参加しておらず、「現在の生徒達をかつてのクラスメイトとして見立て、廃校寸前の学校から共に卒業することで、中学時代の辛い記憶を塗り替える」ために教師となった。故に生徒達には無関心で、冷酷な態度を貫いていた。

しかし終盤で死亡した生徒たちの保護者たちが一斉に責め立ててきた際に、自身の素性を調べた上で「いじめられることを恐れるあまり、クラスメイトである子供に手をかけたのでは?」と難癖をつけてきた橘吉絵の父の行動から、かつてのいじめの記憶がフラッシュバックしてしまう。

錯乱して保護者の一部に傷害を加えて(実写映画版では保護者に暴行をしておらず、後述の自分の本心を保護者に訴えて)逃げ出したところ、通りすがりの除雪車に轢かれてしまった。彼女が自己保身のために、クラス内のいじめを放置したこが、結果として自分の死を招いてしまったという皮肉な結果をもたらしたと言える。

私は---あの忌まわしい過去を塗り替えるべく 中学時代をやり直したかった

例え教師の立場でも 友達を作って 大津馬中学を卒業したかった

全てが終わった後、情緒不安定な南を心配して一人彼女を庇っていた教頭は、複雑な心境で卒業式を開催していた。

いじめに対処しなかったこと、生徒へ非情な態度を取っていたことなどから教師失格と言える人物だが、春花や流美同様、壮絶ないじめによって人生・性格を歪められた被害者という側面もあり(作中で問題児だった久賀の母でモンスターペアレントの正絵を見た際の上述のやり取りや「あんな問題児を産む こんな人間が私をおかしくさせた」という心境からもそれが伺える)、そうした面では同情の余地がある。

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2020/05/19 16:27:11 版

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2020/05/19 16:27:11 版

編集者:あや

編集内容:最後の部分を追加しました。