ベンテンウオ

べんてんうお

スズキ目シマガツオ科ベンテンウオ属

概要

40～50センチくらいの深海魚。

体型は一見普通の魚だが、敵に出会うと背びれと尻びれを大きく広げてうちわのようになり、敵を威嚇する習性をもつ。

本体は銀色、ヒレも黒一色と派手さは控えめだが、それでもインパクトのあるその姿を弁財天に例えてベンテンウオと名付けられた。ただし英語圏では弁財天の伝承がないためか「ファンフィッシュ」、つまり「うちわのようなヒレを持つ魚」と呼ばれている。

　

しかし普段からこれでは泳ぎにくいので、背びれと腹びれは収納するための溝がある。

特徴がよく目立つのでそこそこ有名な魚で日本にもいるが、滅多に漁獲されないらしい（日本での生息圏は福島県/新潟県～中国四国辺りの太平洋/日本海）。

　

漁獲されてもたいていはメイン画像のようなことになっているものの、本来は頭の上やお腹から尾びれ近くまでヒレが続いている。

関連タグ

深海魚

ミズウオ・・・同じく大きな鰭を持つ深海魚。ただし分類や見た目はかなり異なる。