タマモナイン
じゅそうせんたいたまもないん
概要
タマモナインとは、『Fateシリーズ』に登場するサーヴァント、玉藻の前が切り離した彼女の八本の尻尾である。
彼女が千年鍛錬によって神格を上げた後、もとの一尾に戻る際に切り離した八つの尾が、それぞれに神格を得て分け御魂として英霊化したもの。なお、ナインではあるが本体を含まない為に八体しかいない。
後に個性が加えられていくが、登場当初の見た目は本体の着物の色違い+髪型違いとカラバリ程度の差だった。
『Fate/EXTRA-CCC』の玉藻エンドで初登場。玉藻の前がとある目的の為に必死に修行を行った結果、全部で9本にまで増えた尻尾が目的達成後にそれぞれ権利を主張し始め、最終的に切り離されて虚数空間に捨てられた8本の尻尾がアルターエゴと化した存在。
自分たちを切り離して主人公とイチャつく本体(=玉藻の前)を敵視しており、本体に復讐し主人公を奪い返すために手を組んでいる。
SE.RA.PHを九分割して2Dドットの世界にし、それぞれの城に来るように主人公と本体に要求。一種のギャグエンドでもある為、彼女らの討伐に赴くところで話が終わっている。
マテリアルでは各ナインの詳細な見た目が判明、この時点では各ナインの個性が多少伺える程度だった。
その後『Fate/GrandOrder』では本体に先んじてリリース直後からバーサーカーのタマモキャットが登場。「他のナインは殺す」など、台詞からナイン同士の関係性が示された。
更に、本体である玉藻の前の本実装後暫くして開催された奈須きのこシナリオのイベント、「セイバーウォーズ・リリィのコスモ武者修行」にてシナリオ内に玉藻の前が登場。
彼女の口からついに残りのタマモナインが明かされた。
彼女いわくナインには
「高級品嗜好のタマモグッチ」
「マイホーム至上主義のタマモデルモ」
「野生の獣タマモキャット」
「敏腕美人秘書タマモヴィッチ」
「お姫様日和なタマモノヒメ」
「不思議ちゃんタマモアリア」
が存在するらしく、流行りなどで随時一部のキャラが変わるのだという。
・・・あと二人は?
2019年の「雀のお宿の活動日誌~閻魔亭繁盛記~」では、玉藻は「自分の大きくなり過ぎた霊基が災厄になり兼ねないため削いだ」と釈明しているが、キャットに「最近ちょっと霊基(ウェイト)が増えちゃったかもー★」ぐらい軽いノリで分離されたことを指摘された(なお、これに関して即座に「デタラメ言わないでください(意訳)」と玉藻は反論している)。
オリジナルが語った理由が正しいのか、キャットの言い分が正しいのかは不明だが、分離せず九尾でい続けた場合、CCC時空における月での人類悪顕現案件になり得たとも言えるので、その是非を問うことは事実上不毛といえる(尤も、彼女らの人類愛≒人類悪は事実上ただ一人に強く向けられているが)。
もともと彼女らの大元の根源体が「あれはたまたま善性が表に出ているだけ、いつ人の世に災いを成すか分からない」と述べていた為、何を今更と既プレイ者達からは思うであろうが。
FGO時空では、とうとう危惧していた人類悪案件が起こってしまったが、分離したが故に"種"の状態まで劣化していた事は不幸中の幸いと考えるべきか…。