概要
セブン&アイ・ホールディングス系列のヨーク(2020年5月31日までの社名は「ヨークマート」)が運営するスーパーチェーン。同系列のスーパーチェーンに「ヨークベニマル」がいるが、展開地域は住み分けており、「ヨークマート」は南関東を中心に展開している。ロゴマークはヨーカドーの物を模しており、配色を「上赤下緑」としている(ヨークベニマルは「上緑下赤」の配色であり、赤色と緑色の部分が反転している)。
「イトーヨーカ堂(イトーヨーカドー)」の完全子会社として1975年に設立し、翌年に第1号店がオープン。2006年3月に親会社が持株会社「セブン&アイ・ホールディングス」へ移行し現在に至る。現在はおよそ80店舗が存在している。
ブランド再編
これまではセブン&アイ系列のスーパーマーケット事業としては、ヨークマートの他に「食品館イトーヨーカドー」(イトーヨーカ堂本体で2010年代以降展開するスーパーマーケット)、「ザ・プライス」(イトーヨーカ堂直営のディスカウント型スーパーマーケット)、「コンフォートマーケット」(2019年に実験店舗として開業。セブンアイ系列の企業の運営ながらセブンアイ色を一掃した店舗コンセプトが特徴だった。ヨークへの社名変更直前に既に展開していた2店舗が閉店し、翌日に運営していた企業も吸収合併された)がグループ内に存在していたがら今回の事業再編ではこれら全てをヨーク(ヨークマートから社名変更)に運営を統合する組織再編を行った。なお、ヨークベニマルはこの再編には含まれない。
店舗ブランドも既存の「ヨークマート」「コンフォートマーケット」(ヨークへの社名変更直後の時点ではブランド変更は行われずに営業を続ける)に加え、「食品館イトーヨーカドー」は「ヨークフーズ」(2020年5月に1号店が開業)に、「ザ・プライス」は「ヨークプライス」に段階的に変更を行う。
これに伴い新たなシンボルマークとして、これまでの「上赤下緑」の配色にロゴの羽と脚の間に当たる部分にオレンジの差し色を加えた「上赤右橙下緑」のセブンアイカラーの鳩マークが誕生した。先述したヨークフーズとヨークプライスはこのロゴを使用している。