概要
太平洋側の暖かい海に生息するハタの仲間。日本では沖縄県などで出会う事が出来る。
全長は100cmほどの黒ずんだ縞模様に彩られた魚であり、一度見たら忘れられない威圧感を誇る。しかし正面の顔はどことなく初老の男性のような抜けた表情である。
岩礁やサンゴ礁を好み、自分より小さい魚やイカ、果ては人間達が高級食材として憧れているイセエビすらもバクバクと捕食する大食らい…なんという贅沢なやつであろうか。そんなクエも高級食材として有名であり、主に鍋料理に使われている。
あまり知られていないが、高級魚という肩書きに反して、漢字表記は「垢穢」と散々である。体の模様がなんかそれっぽく見えるからと言う理由かららしい。流石に食用魚なのでそのような表記は基本的に避けられる。そんな訳なので漢字で表記する際には「九絵」という女の子のような表記を与えられる事が多い。
創作作品での登場
- 海のいのち
立松和平による絵本で、クエは作中での海の主として登場し、主人公の太一に多大な影響を与えている。
この話を小学校6年生の時分に国語の授業で学んだと言う人も多いのではないだろうか?
沖縄代表チーム「西表マングローブス」との試合でスタジアムの周りを泳ぎ回っていた魚として登場。
魚屋で働いていたトラえもんにとっては憧れの魚であったようで、出会った時には驚きの表情を見せていた。