概要
詳細は不明だが金正恩が朝鮮労働党代表の会議で金正日の継承者に擁立された頃からたびたび北朝鮮の公式メディアに「朝鮮労働党中央委員会の責任幹部」「朝鮮労働党中央委員会副部長」等の肩書で登場している。
NHKがロシア経由で得た情報によると一時期金正日にとっては金正恩に並ぶ自分の後継者候補であったらしいが、同じ後継者候補の金正男や金正哲等が正恩体制下では暗殺されたり監視下に置かれている中、金与正は正恩体制下において党の宣伝を担当する部署を統括しているとされている。おまけに金正恩が体調を崩していた時に最高指導者の職務を代行していたという情報まであり、金正恩からの信頼は並々ならぬものがあるようだ。
現在金一族の中では経歴に決定的な傷がなく、政務を正常に取り仕切れるほぼ唯一のメンバーということもあり、一部国外メディアからは金正恩に何かあった場合の後継者候補とも目されている。
2017年10月7日に開かれた朝鮮労働党中央委員会総会において党政治局員候補に選出された。
現在の漢字表記が判明するまでは、金予正、金汝貞、金汝静とも表記された。