伝説
若狭国(福井)に暮らしていた漁師の娘は、不老不死になれるという人魚の肉を食したが、家族友人に先立たれ、永遠にその最期を見なければならず、出家して僧侶となり、全国を行脚したと言われ、「八百比丘尼」と呼ばれて、各地にそれにまつわる伝説が残されている。
火の鳥
CV:久保田民絵
「異形編」と「太陽編」に登場。
戦国時代、数々の非道を行ってきた成り上がりの領主である父親から、男性として育てられていた女性である。
父親が致死性の鼻の病にかかった際、その治療を行わせないため八百比丘尼を殺害するが、その罰として、無限に繰り返す時間の中に閉じ込められ、八百比丘尼として永遠に若い頃の自分に殺され続けるという宿命を負わされる。
「太陽編」で、霊界の戦いで傷ついた神々の手当てを行っているのは、負った罪を清算する方法であると語られている。