概要
ホモランドセルとは、ノースフェイスのアウトドア・デイバックであるBCヒューズボックス2(NM81817)の別名であり、新宿2丁目のジムに通うゲイがよく使っていたことが由来の言葉である。また、そのインパクトからネット掲示板で幾度か話題になり、後に一般層にも浸透し始めた言葉である。
発端
BSスカパーのテレビ番組「ダラケ! 〜お金を払ってでも見たいクイズ〜」の2016年11月24日放送回である「ゲイ専門ライター」にて、回答者として登場したゲイ雑誌『バディ』編集長のHIROが言及したのが初出とされる。番組内ではTHE NORTH FACEが出した四角いボックス型のリュック(番組内画像ではBCヒューズボックス2(NM81817)のイエロー)を、新宿2丁目でジムに通うゲイがジム道着を入れてジムに通っていたことから、そのリュックが流行、そしてホモランドセルと呼ばれるようになったと解説される。また、ホモランドセルにスウェット姿の男の人はゲイかもしれないと言及された。
拡散
グーグルトレンドで「ホモランドセル」を調べてみると、上記の番組の前からいくらか知れ渡っていた言葉であったことがわかるが、上記の番組で取り上げられたことで、「ホモランドセル」の人気度は一気に急上昇し、その番組のスクショが大量に出回ることでネットでは度々話題になるようになった。
当初はなんJを中心にスレッド内で取り上げられることが多く、ホモランドセルと呼ばれていることに気が付かずにそのリュックを使用している高校生や大学生を揶揄する風潮や、ノースフェイスは風評被害を受けているといった論調がほとんどを占めていた。2018年の終わり頃からニュー速VIPでも取り上げられるようになる。その頃になるとなんJやVIP以外の場所でもその名が知られるようになったのか、防水で大容量であるこのリュックを購入することを検討していた新女子高生やはてなーが「ホモランドセル」という単語を知り、大きなショックを受けるようなことが起きるようになった。
実際のところ
2017年に投稿されたホモの集団旅行の集合写真で、多数のホモがホモランドセルを背負っていたことから、確かにゲイやホモの間で流行していることが確認された。また、ゲイやホモの間では、発端となった番組内容については賛否両論の様子である。