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SCP-076の編集履歴2020/07/07 12:37:27 版
編集者:JURO
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SCP-076とは、SCP財団によって収容されているオブジェクトである。

概要

お願いします、上が隠す彼の存在、彼がしたこと。我々がしたこと。我々の過ちは皆が知るべきことです。

SCP-076は立方体の石室(SCP-076-1)と、室内の石棺に収められた男性の遺体(SCP-076-2)から構成されている。単に「SCP-076」と書かれている場合はもっぱら人型の方を指す。

通常SCP-076-1の扉は鍵で封印されており、外から開けることはできない。

SCP-076-2 “アベル”

SCP-076-2(以下「アベル」と表記)は時折息を吹き返し、石室の扉を開いて外界へ姿を表す。

20代後半の見た目をしているが、実際の年齢は不明。痩せているものの身長は2メートル近くもあり、黒い髪、灰色の瞳、オリーブ色の肌が特徴。全身には"嫌らしい目つきで睨む悪魔のような顔の形"の刺青が刻まれている。

アベルの性質は凶悪そのもので、人間を軽視し、その殺害を至上の喜びとしている。アベルが蘇生する度に虐殺が起こり、彼を殺さない限り惨劇は終わらない。

アベルの身体能力は常人の範囲を大きく逸脱しており、頭を銃で撃ち抜かれてもまだ殺戮を止めないくらいにダメージへの耐性も高く、半端な方法では無力化できない。さらに、どこからともなく武器を取り出す能力を有する。アベルが死亡するとその肉体は塵になり、やがて石棺の中で復活する。

財団によって身柄を確保されて以来、アベルは幾度となく石室から抜け出し、その度に財団のエージェントらと交戦、殺害されてはまた復活を繰り返している。

アベルの精神構造や行動理念は人間にとって理解しがたいものではあるが、理性面での常識が通用しないだけで知性は高い。

英語、シュメール語など複数の言語を操り、戦術や冶金、家畜についての深い知識を持つ。基本的に人間を見下しているが、強者であれば一定の敬意を払う傾向にある。

ある時、復活・活性化している最中に、過去自分を何度も無力化したエージェントの姿が見当たらない事で戦闘を中断。当該のエージェントが別の任務で死亡していた事を聞かされると途端にやる気をなくし、自発的に収容されるという事案が発生した。

これによりアベルと交渉を重ねた結果、彼を戦闘員として起用するプロジェクトが計画され、彼を中心とした機動部隊Ω-7「パンドラの箱」が結成された。

しかしプロジェクトの結末は……

詳しい概要はSCP財団日本支部の該当ページへ。

SCP_Foundation」きっての危険人物であり、また人気キャラクターの一人でもある。

上述のような身体的特徴についての言及はあるが、どのような人物として描かれるかは絵師の想像に委ねられている。

SCP-682と同様、やはり様々な記事で言及され、数々のSCPを用いた実験が行われている。しかし中には、

等々、じわじわくるエピソードも存在する。

多くの創作では、SCP-073と共に旧約聖書に登場するカインアベルと同一視されている。また古代文明ダエーバイトとの関連を示唆される場合もある。

尚、SCPは怪奇作品の創作の場であるという性格上、コレよりも「ただ単純に強いだけ」のSCPを作ってはいけないという暗黙の了解が存在する。

SCP-682がクリーチャー系の上限であるならば、こちらは人型系の上限と言った扱いである。

関連タグ

SCP SCP_Foundation アベル SCP-073 - "Cain"

アンリマユ(Fate) - 外見上の類似がしばしばファンの間で話題に上がる。

ギルガメッシュ(Fate) - 性能の類似が同上。ちなみにTale「エンキドゥ」では原典のギルガメシュとしてSCP-076-2が描かれている。

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