演:早乙女太一
「劉です。九つの龍の一人として、以後、お見知り置きを」
概要
MIGHTY WARRIORSの一員であり、九龍グループの一角にして暗殺者でもある、二足の草鞋を履く人物。MIGHTY WARRIORSに加わった経緯は唯一描かれていないが、ムゲンが7人体制の時、セイラが加わる以前には既に仲間に入っていた。
性格
物静かな性格で、いつも読書をしており、詩人のような言い回しが特徴。MIGHTY WARRIORSにいた時は商取引とギャンブルで金を稼いでいた。チームにいる時以外は礼儀正しい丁寧な口調だが、自分より劣る者や敵対する者には一貫して冷たく、無名街が焼かれたことを嘲笑ったり、RUDE BOYSが劣勢に陥っている姿を見て「街がゴミならそこに住んでいる人間もゴミ」と、彼らや山王連合会などの他のSWORD全勢力を見下す発言をするなど、非常に慇懃無礼な物言いが多い(一緒に行動していた九十九も露骨に嫌悪感を見せて立ち去っていた)。一方で物事の真理や理を突いた哲学者のような発言も少なくない。周りを見下す反面、MIGHTY WARRIORSと行動する時だけリラックスした表情を見せており、仲間達を策に利用したり足並みを乱したりすることもしていない。九龍に移った後もICE達との交流は続いており、仲間や家族に対する情は本物である。MOVIE2から登場するジェシーと同じく二面性の強さが特徴であると言える。
実力
中国武術の達人であり、青龍刀の使い手。武器を持つと普段の物静かな振る舞いから一変して獰猛・残虐かつ好戦的な性格となり、容赦無く相手を追い詰める。戦闘力も武器に頼ったものではなく、雑兵程度なら素手で制圧しており、耐久力もかなり高く、目立った弱点も隙もないMIGHTY WARRIORS・九龍グループのそれぞれにおいても上位の実力者である。MOVIEにおいてスモーキーを上回る身体能力で彼を敗北に追いやり、LIVEでも黒崎会の若頭・九鬼源治と互角に渡り合える剣技を見せている。さらに、傭兵または極道の暗殺者らしく正面対決に拘らず、敵勢力を悪辣な罠にかける策士の一面・敵を仕留める為に一切容赦しない冷酷さも非常に厄介。
活躍
・ドラマ・シーズン2
ムゲンの過去編からICE達と共に行動しており、共にセイラを仲間に迎えた。現在の時系列ではチームの一員として活動しながらたまに姿を消しており、もう1つの顔を匂わせる動きを見せていた。
・MOVIE
無名街を焼かれたことの報復にやってきたRUDE BOYSをDOUBTと共に罠にかけ、スモーキーと一騎打ちでは彼を最後まで優位に立ったまま背中に傷を負わせて戦線離脱させ、加勢に来た雨宮広斗の攻撃を食らっても平然としながら反撃するなどICEと共に自分達が生半可な強さではないことを見せつけた。その後のコンテナ街の戦いには参加しなかったが、エンドロールの後に九龍側の人間であることが判明し、会長達に外部からもSWORDを狙っている者がいることを警告した。なお、彼が九龍の人間であることをMIGHTY WARRIORSのメンバーが知っていたのかは明かされていなかったが、ICEだけは彼が姿を見せていないことを大して気にしている様子もなく(シーズン2の時点)、前々から勘付いていたと思われる(後のMOVIE2において彼が九龍の人間であることはメンバー全員周知の事実であることが明かされている)。
・RED RAIN
雨宮兄弟が九龍を探るべく動き出した頃から本格的に暗殺者らしい冷酷な側面を見せ始め、終盤において上園会が壊滅し、USBの奪還も雨宮兄弟を仕留めることも失敗して逃げ帰って家村と口論している上園を総裁の勅命により小型ナイフで始末し、他の会長達に自分が新しい九龍の一角となって動くことを宣言する。この決定には家村も戸惑い、黒崎も「荷が重いのでは」と懸念していたが、総裁の妻・梨花子はこの反論を一蹴し、「劉会」の創設が決まった(また、上園会の生き残りも彼の下に移った模様)。
・MOVIE2(END OF SKY)
・MOVIE3(FINAL MISSION)