概要
MIGHTY WARRIORSとはHiGH&LOWシリーズに登場する架空のチームである。メンバーの大半が外国人とのハーフが多く、高級車に乗る者達が多いのも特徴である。G-SWORDの敵対勢力であるが、自分達の理想郷を自分達が信じるもの(音楽やファッション)で築く事を目的としており、本作の象徴とも言える集まりである。
組織やルールに縛られることを嫌っており、仲間との繋がりを大切にする。音楽好きなメンバーが多く、常に音楽やパフォーマンスの研究も行っており、劇中でもクラブで派手な歌を披露している。
クラブでのパフォーマンスは研究の成果もあってか客からの受けが良く、MOVIEにおいてはSWORD襲撃の際に依頼主から支払われた前金で建てた巨大クラブを埋め尽くすほどの客が集まり盛り上がっていた。その後のMOVIE2でもMOVIE程の大きさは無いクラブでも客が大勢集まり、ショーを楽しんでいたので湾岸地区近隣では有名なパフォ-マーとしても知られている模様。
自身達のテーマ曲以外にもジェシーと再会した際にいきなり彼を迎えながら新曲を披露しており、なんと
本作のチームの中では唯一日テレの某音楽番組にそのまま出演するほどである(劉とセイラなど一部を除く)。
それでいて、戦いになれば柔軟な対応力と一撃必殺の攻撃を連発して戦場を体験した者達の実力を見せつけている。
思想
目的の為に手段は選ばないがチームの考え方は悪ではなく、全体的に見れば一般人や無関係な人への攻撃は全く行なっておらず、金を強奪する際も狙うのは汚い金を稼ぐ悪党または外道達を標的としているため、見方によっては法で裁けない悪人の制裁も行うダークヒーローという解釈も出来る。その為SWORDの敵として行動しているものの恨みがあるわけではなく、あくまで仕事と割り切っているため、意味の無い攻撃はしない(無名街は焼かれて死者も多数出たものの、こちらは九龍グループの仕業である)。九龍や海外マフィアに対しても協力の意志は皆無で、DOUBTに至っては「クソ共」「あんな奴ら」などと罵っている。
「来る者は拒まず、去る者は追わず」も理念の1つであり、たとえ離れてもいつでも歓迎し、目的があって離れても快く送り出す姿勢を見せている。主に九龍に移った者、刑務所に収監された者、スカウトで参加した者や何かを学ぶために離れていた者やそれに惹かれて加わった者がこれに該当する。
金に拘る姿勢からDOUBTと同じと見なされてコブラから「寄せ集め」と吐き捨てられたり、生まれや行動などから某漫画の盗賊団を彷彿とさせる声も上がっているが、殺人や一般人を攻撃することは一切行っていないため、(敵対勢力に変わりないが)彼らに比べれば遥かにまともな集まりである。
実力
メンバーは1人1人が戦場を経験した傭兵や多くの修羅場を潜り抜けてきた者達ばかりであり、個々の力だけでもトップクラスの戦闘力を誇る。SWORDにおいても各チームのリーダーまたは幹部・中心人物でなければ相対はまず不可能であり、全員で挑んでも攻撃を当てるどころか足止めすら困難である。仮に攻撃を当てたとしても、広斗から何発も攻撃を喰らっても「痛かった」ぐらいのリアクションで済んで反撃している劉や、コブラからアザを付けられる攻撃を受けても全く消耗せずに戦闘を続けているジェシーのように耐久力も極めて高い者も多いため、それを突破する攻撃力がなければ大したダメージにはならない。普段はどのメンバーも慢心したり余裕がある態度ばかりが目立っているが、いざ戦闘になればそのような態度は全く見せず、柔軟な思考と戦略で敵の勝ち目を潰して圧倒的な戦闘力で追い詰めていき、焦りを見せたり激昂することも無い屈強な胆力を持つ歴戦の強者達ばかりであり、全員が真剣な戦いを行えば、琥珀や雨宮兄弟が複数になって襲いかかってくるような悪夢の戦況になりかねないほどである。
総合戦闘力
少数精鋭であるが、DOUBTのような烏合の衆でもないため、実質彼らよりもさらに強大な勢力である。DOUBTなら(全軍でなかったため)山王連合会のみでも返り討ちに出来ており、リーダーの林蘭丸もSWORDの一角であるROCKYの一騎打ちでも討ち取れる戦闘力であった。どちらかと言えばDOUBTは数の多さや卑劣なやり口のほうが厄介な集まりであると言える。対してこちらは1人ずつが高い戦闘力を持つため中心人物だけでもSWORDのリーダーまたはチーム全員で挑まなければ渡り合うことすら敵わず、DOUBTや九龍グループのような「内部で揉めていて仲間意識が無い」「数にものを言わせる」といった本作の敵勢力にありがちな弱点が無い点も恐ろしさに拍車をかけている。加えてハッキング能力や情報収集が得意な者、策と戦略に長けている者もいるため奇襲や搦手も通じない。さらにコンテナ街や黒白堂駅の抗争でもほとんど疲れをみせずに戦っているためスタミナもかなりのものと考えられる(したがって持久戦も困難)。圧倒的戦闘力・優れた戦略眼・超人的な持久力というもはや反則級の高火力に加えてこれといった弱点も隙も一切無い実力者達であり、FINAL MISSION終了までで対等な戦闘を行えたのは雨宮広斗だけである(スモーキーも劉と渡り合ったものの病により敗北し、ROCKYもジェシーに正面から挑まれて敗れ、コブラもジェシーと互角に戦っていたが勝ち逃げされている)。
戦況に関しても活躍の項で述べているように、彼らに肩を並べる猛者以外では全く太刀打ち出来ない場面が目立つほどで、実際に雨宮兄弟の加勢が無い黒白堂駅の戦いでは終始圧倒されて勝ち逃げされていた。コンテナ街の戦いは後述の不確定要素のおかげで苦汁を舐めたものの、それらが無いままG-SWORDだけで挑み続けていればどうなっていたかは想像に難くない。
活躍
ドラマ・シーズン1
この頃はまだ端々に登場するぐらいで目立った動きはなかったが、SWORDの抗争が終わった頃に全員が集結し、活動を開始する。
ドラマ・シーズン2
過去編から登場し、ムゲン・雨宮兄弟と並行してその動向が描かれる。ムゲンが結成された時または日向会と戦った頃と同時期にセイラを迎え、水面下で勢力を拡大していった。ムゲンや雨宮兄弟のように名を馳せるような派手な行いはしなかったが、ドラマの終盤(現在の時系列)において韓国マフィアの張城の依頼の前金でクラブ「FUNK JUNGLE」を設立した。
・MOVIE
SWORDを潰すという口実で張城に付いた琥珀の指揮のもと、DOUBTと共に各SWORD地区及びチームを襲撃し、修羅場を潜り抜けてきた傭兵の強さが如何に規格外であるのかを思い知らせた。その後のコンテナ街の戦いにおいてもSWORDがDOUBTを押している途中から本格参戦して筆頭戦力を務め、SWORDに圧倒的な実力差を見せつけていた。しかし、自分たちの軍勢を率いていた琥珀がコブラ達の説得を受けて戦いを放棄した為自動的に敗北となり、そのまま姿を消した。
結果は敗北に終わったが、その力は個々の力だけでも多くのSWORDのメンバーを圧倒し、雨宮兄弟の加勢・琥珀の戦いの放棄がなければ決して勝利は掴めなかったと言っても過言ではないほどで、ギャングとは違う傭兵としての強さと貫禄を見せつけた。なお、これと同時期に劉は(もともとICEなどに知らせていたのかは不明だが)九龍に正式に移った模様。
・END OF SKY
FUNK JUNGLEが半壊してからは傭兵業は控えており、仮説のクラブでの音楽活動に専念している。中盤でジェシーと再会し、彼の紹介でフォーを仲間に入れている。黒白堂駅の抗争にもジェシー達の危機を救うために参戦し、SWORDの全チームがSWORD協定を実現させてDOUBTを圧倒してリーダーの5人がジェシーを追い詰めて勝利は目前という空気であったにもかかわらず、MIGHTY WARRIORSが出現したと同時に1人残らず後退りしながら警戒態勢に入るほどの存在感を発揮していた。コブラ達も応戦しようとするも時すでに遅く、SWORDの5チーム全員が為す術もないまま圧倒されるワンサイドゲームが始まる。コブラがジェシーに屈しない姿勢を見せたりロッキーが林蘭丸を破っても追い詰められている状況は変わらず、SWORDとDOUBTの両勢力を攻撃して戦況を撹乱し、改めて琥珀や雨宮兄弟のような猛者でなければ太刀打ち出来ない実力差を見せつけた。しかし、主目的のジェシーとフォーの救出はほぼ果たされいるも同然の状況で、自分たちの利益にならないSWORDの殲滅に興味は無かったのか劉から九龍の善信会がやって来ることを聞くとすぐに撤退した。(結果的には一方的に圧倒した挙句勝ち逃げしてコブラのSWORD協定で団結して勝利する目論見を阻止しており、コンテナ街の戦いの雪辱を果たす形となった。)
・FINAL MISSION
目立った戦闘は行わなかったが、ジェシーを動かしていた依頼者またはスポンサーに会うため、エンドロール時に次のステージへ向けてFUNKJUNGLEを後にする。
- MV『WARRIORS ANTHEM』
・・・そして時は流れ2021年。ストーリーはWORSTの後日談から動きが無かったが、前回のMOVIE3「FINAL MISSION」から4年の月日を経て再登場を果たす。続編に関わってくるであろうMVで当時とほとんど変わらぬスタイルと新たなメンバーの加入で多くのファンを魅了した。
しかし、銃火器を前にする、以前の主要メンバーが3人いないという不穏な空気も同時に漂わせており、こちらも続報が待たれるところである。
メンバー
ICE 演:ELLY
MIGHTY WARRIORSの創設メンバーにしてリーダー
豪華に生きれるようになった今ではかつての荒んでて夢も希望もない昔に戻ることを恐れている部分がある。
理想郷を作る過程で傭兵としても活動しておりその過程で親友を失ったりもしたが傭兵時代に培った力は今でも存分に生かされている。
その実力は作中でもトップクラスに高く、雨宮兄弟の末弟・雨宮広斗と互角の勝負を広げ結局は決着が付かずに終わったほど。
基本的にはリーダーらしく冷静に物事を決めるが、広斗の戦いでは決着が付かずに苛立ち物にあたるなど喧嘩に対して特に認めた相手とはタイマンで決着を付けることを望んでおり、良い意味で傭兵らしくない武人の一面も持ち合わせている。
音楽活動ではラッパーをやっている。
セイラ 演:大屋夏南
マイティに途中参入したメンバー。
本作では珍しく女性でありながら戦う人物であるが、他のメンバーに引けを取らない強者であり、中心メンバーではないとはいえSWORDのギャングを次々と倒していくほどの実力の持ち主。
戦闘の際には足技とアクロバティックな動きを駆使して敵と戦う。
幼少は家庭内暴力が起きる荒んだ環境で過ごしており、大人になった際には「自分のような女は救われない」と自棄を起こしたような態度で周囲と接していたがマイティに所属しその理念に共感したことで当初は「窃盗団と同じ」とみなしていたマイティの活動にも積極的に加担していくようになった。
かなりの酒豪でもあり、クラブ「FUNK JUNGLE」では周囲の男と酒の飲み比べをした際には次々と酔いつぶれていく中一人だけ酒に酔っている様子も無いほどで心身共にタフな女性。
ICEの理念に惹かれたのは嘘ではないものの、大金を得たりカジュアルな服を着ても仲間達ほどは浮かれず「私は普通でいい」と言ったり、コンテナ街の戦いで敗北が決まった後も広斗と戦いたがるICEを静かに諫めるなどMIGHTYの中では一番穏健な性格である。
現在ではクールな性格で男達を寄せ付けないが、幼い頃は人並みの幸せを願っている少女だった。
MOVIEまではロングヘアーだったがEND OF SKYからはショートヘアーに変えている。
パール 演:野替愁平
マイティに初期から参加しているメンバーの一人。愛称は「P」。
普段は陽気だが、バトルの際には鍛えられた肉体を使用した総合格闘技を使用する(中の人も普段から格闘技のトレーニングを行なっている)。戦場を経験しただけあって実力は高く、RUDEBOYSを投げ技だけで圧倒したり、コブラやヤマト、ダン達を含めた山王連合会をバーニーと2人だけで追い詰めるほど。
音楽活動もこなしておりFUNK JUNGLEのライブ活動ではラッパーとして活動している。
バーニー 演:白濱亜嵐
マイティに初期から参加しているメンバーの一人。愛称は「B」。
アッパーな性格で相手を小馬鹿にして挑発することが多い。
戦闘においては音楽活動でも使うダンスの技術を取り入れた独特の動きと挑発などで相手を翻弄しながら戦い、幾度かコブラを煽っている。
戦闘以外にもハッキング、クラッキングなどのPCスキルも持ち合わせており敵拠点の電子セキュリティを突破する役割を担っている。
インスタグラムが趣味で、山王連合会のテッツとチハルと同じく度々写真を撮って載せている。
音楽活動ではDJを担当している(中の人も同じく普段からDJが得意)。
本人曰く、女に困らないタイプだったとのこと。
9(ナイン) 演:ANARCHY
マイティに初期から参加しているメンバーの一人。
ラップ口調と関西弁と独特な髪型が特徴の男。キレキャラでもあり、怒ると手が付けられない部分も。
過去には多国籍軍に従軍した経験もある。
抜群の身体能力を誇るストリートファイターでもあり、戦闘においてはそのセンスとかなりの容赦の無さで相手が気絶するまで攻撃を行う。
具体的には複数相手には凶器を使用して容赦なく攻撃したり相手が立ち上がろうとしたところを手で押さえてみぞおちを連続で殴ったり倒れたところを気絶するまで何度も踏みつけたりとマイティの中でも容赦ない攻撃が目立つ。MOVIEの序盤ではICEと共に鬼邪高校を襲撃し、ほぼ制圧状態にまで追い詰めた。
耐久力も高く、思いっきり殴られても平然と耐えて逆に殴ってきた相手を一発で殴り飛ばす程。
戦闘以外のスキルでは音楽活動ではラップを担当している。また、様々な乗り物の操縦技術も持ち合わせている。
マイティに初期から参加しているメンバーの一人。
マイティの中でも比較的冷静で他のメンバーが盛り上がっている中でも本を読んでいることもある人物。
時たまメンバーにさえ内緒で失踪することもあるなど謎が多い人物でもある。
詳細は該当項目を参照
MOVIE2 END OF SKYから参加したメンバー
マイティに途中参入したメンバーの一人だがICEらとは旧知の知り合いで皆とは顔見知りである。
詳細は該当項目にて
PHO(フォー) 演:関口メンディー
マイティに途中参入したメンバーの一人。プリズンギャング・ジェシー一派の一員でもある。
こちらはジェシーとは違いマイティの誰とも顔見知りでは無かったがジェシーがPHOの性格からマイティとも仲良くやれると判断し独断で連れてきてそのままマイティの仲間入りした。
性格は子供好きでリトルアジア地区では子供を庇護する兄としての側面を持つなど外見の威圧感に見合わず優しい性格である。また、ダンスも得意でFUNK JUNGLEに来た際には客に自身のダンスを見せていた。
プリズンギャングの中では最後に入ったにもかかわらずジェシーに特に信頼されていると思わしき部分があり、上記のマイティ加入の推薦やジェシーがマイティのメンバーにも最初は内緒にしていたバルジの任務も本人は相方として取り組むなど他のメンバーとは一線を画した役割を担っている。
戦闘に意欲的ではないが指でコインを曲げるほどの怪力の持ち主であり、戦闘の際にはその怪力を存分に発揮して戦うパワーファイター。
ディディー 演:LIKIYA
マイティに途中参入したメンバーの一人。
同時にICEの実の弟でもありジェシーとも顔見知りで仲がいい模様。
一度兄とは別行動をとっていたがその先でトラブルを起こしてしまい兄のいるマイティに戻るという経緯を経て参入したためPHOとは違い完全な新規メンバーとはいい難い面も存在する。
ディクシー 演:祐真キキ
マイティに途中参入したメンバーの一人。
上記したディディーの彼女でマイティに帰還したディディーに付いていく形でマイティに参入した。
思ったことは誰であってもはっきり物を言う性格で、彼氏のディディーのそばに常に付き従っている。
チームの成り立ちについてはよく知らない為、スピンオフでは視聴者と共にチームの歴史を知る立場として描かれている。
『WARRIORS ANTHEM』から加わったメンバー
2021年のMVから登場するが、新入りなのか訳あって離れていたのかは不明。
ARK 演:SHOKICHI
GLOCK 演:AK-69