概要
演:山田裕貴
鬼邪高校の初代番長。定時制の男子生徒。
小柄で細身な体格をしているが(中の人は高身長)、拳100発に耐えた後全員を返り討ちにして鬼邪高校史上初めて頭になった強者。
"やられたらケジメはつける"という信条を持ち"一番になる"ことに強くこだわり勉強・運動では平凡な才能しかなかったが、唯一喧嘩だけは負け知らずだったことから喧嘩でのし上がることを誓い、鬼邪高校の噂を聞きつけ転入した経緯を持つ。
番長としてはコブラとの決闘後に番長としての在り方や目的が無かったため自信を見失ったがシーズン2での様々な出来事から番長としての器を兼ね備えるようになる。
『WORST』終盤で鬼邪高校を卒業した。
雨宮兄弟の次男・雅貴と因縁があるような描写があるが、詳細は明らかになっていない。
戦闘力
戦闘スタイルは小柄な体格に見合わないゾンビのごときタフネスと精神力などを武器とし、攻撃力もボロボロの状態でありながら100人を倒すなど鬼邪高校では番長にふさわしい最強の戦闘力の持ち主。
当初は山王連合会のコブラに敗れたことから印象は薄れがちだったが、話が進むごとに心身共に成長していき、新入生の眼鏡君にも負け無しの強さを身につけるまでになる。シーズン2以降は彼らや鬼邪高生の成長も見所となっていき、ストーリーを支える存在へ昇華していった。
余談
- 演者の山田裕貴は、RUDEBOYSのリーダーであるスモーキーを演じる窪田正孝と共に「主要チームのリーダー」「副主人公格/主人公の1人」でありながら、所属している芸能プロダクションは、このHiGH&LOWシリーズを製作したLDHではない。
- 「主人公格のキャラの最初のライバル」というバトルものではパワーインフレの犠牲になりそうな役所でありながら、最後までキャラが立っていた、稀有なキャラと言える。
- 名セリフの1つである「♪だ〜るまさんは、転ぶ……かな?」は、演者の山田裕貴のアドリブで、しかも、わざと編集でカット出来ないタイミングで言ったもの。
- WORST_Xの戦犯?功労者?
前述の通りWORSTラストで卒業した村山だが、彼の番長としての宣言によりSWORDのOに全日制が含まれなくなり、結果的にSWORDの看板のおかげで守られていた周辺地域の均衡が崩れ、SWORDの不良校の動きがさらに活発になってしまった(ちなみに轟洋介と再戦と、それによる全日制の均衡の崩壊も彼の宣言により起こっている)。
『MOVIE3』の定時制の活躍を見て沈黙した全日制を良しとしないためのものだが、その結果WORST_Xの抗争が引き起こされる事態となり、HiGH&LOWシリーズの『地獄への道は善意で舗装されている』を体現する人物の1人になってしまった。
……しかし、これが無ければザワクロのラスボスが改心することも相棒と和解することなく悪の道を突き進み続けてしまうことも事実であり、肯定的に捉える視聴者も少なくない。