「俺が…SWORDのテッペン獲んだよ」
「挨拶なんかいらねぇ」
演:前田公輝
※この先は本編のネタバレを含んでいます。 |
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概要
名前 | 轟 洋介(とどろき ようすけ) |
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身長 | 180cm |
学年 | 鬼邪高校全日制第3学年 |
年齢 | 推定18歳 |
誕生日 | 2000年1月生まれ |
趣味 | 釣り(特に海釣り) |
テーマ曲 | Ain't Afraid To Die |
※一部演者による解釈部分あり
人物
“漆黒の凶悪高校”の異名を持つ鬼邪高校の生徒。定時制と全日制があるうちの全日制に所属。全日生として転入するが、入学早々鬼邪高統一に乗り出すなど、非常に好戦的な性格。過去の出来事から不良を忌避している。
凶悪高校らしからぬ眼鏡・ローファーの革靴・学ランを着こなすなど見た目は優等生風の装いではあるが、その性格からインテリヤンキー、いやインテリヤクザ枠とされる。
冷徹に見えるが内側では燃えている努力家の熱い男である。辻と芝マンをあっさり手懐ける面倒見の良さも見せるが、この2人が生まれ故郷の面子が多いのに対し、轟の仲良しは彼らと花岡楓士雄だけである。
容姿
細身で長身・色白。黒髪に七三分けのワンレンと左耳にフープピアスをしている。
学ランは1つ目のボタンを必ず外し前開きに腰パンスタイル。season2では白シャツ黒靴下、ザワでは黒シャツに白靴下。
それに加えてブラウングレーの眼鏡をかけている。(ちなみに眼鏡のデザインテーマはファイア)
中の人によると伊達眼鏡設定があるとのことだが、少年時代の轟も眼鏡をかけているのでコンタクト+伊達眼鏡の可能性もある。
夢は無限大。
ザワでは上記に加えどこかのバンダナさんのおかげで左目に眼帯まで着用。
瞬く間に彼の容姿は「原作の再現度が高い」のコメントで溢れ返り、次元の壁を越える事態となった。
あの作品とかこの作品とかに出ていそうとかあの彼女に似ているとか。
各シリーズでの活躍
- 「HiGH&LOW 〜THE STORY OF S.W.O.R.D.〜」
season2のepisode7,8,10話に登場。
当時15〜16歳。
7,8話では轟が鬼邪高へ転入してくる場面がクローズアップされている。
遡ること数年、少年時代は背も低くどこかさえない表情だった轟。親が金持ちだった事もあって繰り返し不良に恐喝されてており、そのため見た目だけで判断するような「不良」という存在を忌み嫌うようになった。
ストレスの発散をゲームでしていた所、ふと「何であんな奴らに従わなきゃならない?」と思い至り、トレーニングジムに通い、屈強な肉体と精神を手に入れた。 何ともプライドがお高い。
自分の肉体を鍛え上げた後は、不良をなぎ倒したのちに携帯のカメラに収めるという悪趣味な「不良狩り」を行うようになった。本人はそれで快感を覚えておりさらに悪趣味である。
そして力を誇示し、見た目で人を判断する世の中を刷新することを掲げ「SWORD」のテッペンを目指すようになる。不良を倒す過程で知ったのか、轟が大嫌いな「不良の巣窟」である鬼邪高のことを知り、テッペンを取り自分の力を誇示し、名誉と栄光を手にする為に番長の座を狙って転入する。
全日制に入学してからは辻と芝マンを1:2の状況で瞬く間に倒し全日の頭となるも、定時制の存在を全く知らず「え?定時なんてあんの?」というちゃんと調べずに入学してきてしまった猪突猛進な面もある。
村山とタイマンをするべく定時の教室に乗り込むがサマーシーズン中の彼には相手にされず、定時制の生徒を卑劣な手段で闇討ちして村山を挑発することでタイマンの舞台に彼を無理矢理引き摺り出した。戦況は初手有利であったが、本当の強さとは何かを掴んだ村山に一歩及ばず惜敗し、デコピンを最終的に喰らう。辻と芝マンに肩を組まれ引きずられながら退場した。
10話では襲撃してきたMIGHTY WARRIORSの一味に向かうも惨敗。鬼邪高のために戦った姿が見られており、精神的に少し前よりは成長している様子。
- 「HiGH&LOW THE MOVIE」
劇中を通して登場。
当時15〜16歳。
season2で村山に敗れたことで本当の強さとは何か、模索するようになった。
一方でMIGHTY WARRIORSの奇襲により、考え込む村山に対し「あんた、頭やめろよ」と言い放つなど生意気ムーブは健在。
古屋・関と共に鬼邪高を抜け3人で挑もうとする中、鬼邪高生を鼓舞、トラックで引き連れ湾岸戦に参戦した。
WORST episode.Oで村山は「あれが無かったらヤバかった」と、轟の行動を振り返って自分の短慮を反省している。
ちなみに轟の乗っているトラックナンバーは「と 55-08(ごーごーおや)」
※村山のトラックナンバーは「む 39-08(さんきゅーおや)」
- 「HiGH&LOW THE WORST episode.O」
1〜6話全話に登場。
当時16〜18歳(推定)。
のちに公開する「HiGH&LOW THE WORST」の前日譚となっている。
前作からおよそ3年以上の時を経てレギュラー復帰(しかもキービジュアルではLDH社制作のドラマにもかかわらず外部参加である彼がセンターに立っている)を果たした。
その実力は健在で、全日一の実力を誇っており他の生徒からは辻・芝マンの3人で"轟一派"と名を示している。定時で行われている全日の1番を毎年決める"全日ステークス"でもトップ。しかし、前作と打って変わり煽るような口振りや仕草などは極端に減り沈黙を称える場面が多く見られるようになった。
その原因こそがいつもの彼なのだが、本当の強さとは何かを考え込む内に、次第に彼に執着を見せるようになる。
(中の人によると当初はSWORDのテッペンを目指していたのに村山と出会い敗れたことで村山を敬愛し、村山のようになりたいという気持ちが強くなったと話している。)
そのため、『アタマのための「君主論」』という本を読んだり彼なりに勉強をしている姿もある。タイトルのチョイスあたり、彼は実直なだけなのかアホの子なのか。
全日の頭という立ち位置があるものの、3,4話で頭を譲れといった泰清一派に対し呆気なく譲ったりと、「頭」には拘っていない様子が窺える。村山に執着しすぎる余り、他の生徒からの申し出を無碍にしたり「自分より弱い」と相手にしないことが多くなり、5話ではついに番長からお説教をされる。
このドラマの時系列が本編映画END OF SKY〜FINAL MISSION前後なのだが、6話では九龍との抗争後の鬼邪高を描いている。九龍の仕打ちによって完全に戦意喪失してしまった全日制(轟一派を除く)に発破をかけるべく、村山は定時と全日を完全に分断すると宣言を出してドラマは一旦終了となる。
上記見て貰えば分かる通り、村山に執着し、THE MOVIEで鬼邪高生を引き連れ成長を果たした彼は何処へ…という面も見られるが、2話では喧嘩で負傷した鬼邪高生のカタをつけるべく自ら単身で乗り込むという以前からしたら考えられないような行動を取る感動的な光景も見られている(※)。
そして、轟の行動を予測し「俺たち、何で轟に付いてるんだろうな」「もうわかってるだろ」とエモさの塊しかない会話を辻・芝マンと繰り広げながら彼らと一緒にカタをつけに乗り込んだ。
また、喧嘩に敗れ轟の元へ駆けてきた生徒に対し「何故そうなったのか」の部分を突き詰めようとしており、彼の精神的な成長を垣間見れるシーンもこの回には凝縮されている。
※2話では辻・芝へ向け笑顔を向けるなどしており、ぶっ倒れるファンが続出した。
- 「HiGH&LOW THE WORST」
劇中を通して登場。
当時17〜18歳(推定)。
前日譚ドラマの続きから始まり、村山に執着している轟は、勝手な宣言を出したことにとてつもなく激怒し、体育館で怒声を上げながらタイマンを挑むこととなる。
前回よりも戦闘スタイルを変えて挑むが結果はまたしても惜敗。何と最後には膝打ちからかかと落としまでされ、例の姿にされてしまう。
そしてこのことをきっかけに全日と定時が完全に分断。全日の均衡は崩れ、"鬼邪高戦国時代"が幕を開けたのであった。
全日で1番の強さを誇る轟が頭になるかと思いきや周囲を見渡さず、相手にもせず村山だけに執着していたこともあってか司に「村山さんの下には付いても、轟の下にはつかない」と酷評されており、全日でも別格の強さを持つ彼はある意味畏怖の対象として見られていた。
花岡楓士雄が転入後、轟一派はもちろん、"花岡・司一派" "泰清一派" "中中一派"などの派閥が鬼邪高内で台頭したことから混沌を極めており、「轟の目が治ったら1番を決める」という約束を誓うのだが…
この花岡楓士雄との出会いが後に轟洋介に多大な影響を与えることになった。
ある出来事から鳳仙と戦うことになった鬼邪高。鳳仙は団結力があり、不良高の中では屈指の強さを持っており到底叶う相手ではないことから動揺する生徒が多くいた。
楓士雄は仲間の仇をとるために鬼邪高内の全員へはっぱをかける。勿論轟にも。
「頭になりたいと思ってる奴が、喧嘩を手伝えって頼みに来るのか?」
という轟の質問に対し「みんなが困ってるから」とあっけらかんと返す楓士雄に、新しい世界の見方を学ぶと同時に、花岡楓士雄という男に惹かれるようになる。
この出来事があって以降、敵のアジトに乗り組むことに「今回はお誘いなしか」と共同したり、佐智雄とタイマンを張った後の楓士雄にデコピンのフリをして肩を貸したり…と色々面倒を見ている様子がある。
鳳仙のメンバーと戦って唯一負けていないことから鬼邪高の頭は轟が「預かる」こととしており、れっきとした全日番長になった。
ちなみに、楓士雄は村山へのタイマンを申し出ているが断られており、全日の生徒の中で村山とタイマンを張り直接指導をされているのは彼だけである(司も直々にお説教を受けているが、タイマンを張るまでには至らない)。
- 「WORST X」
引き続き登場。頭を張っているはずだが、何故か楓士雄が「全日の頭を張る」と紹介されている。譲ったのか楓士雄が勝利したからかは不明だが、結局明らかにされないまま終わってしまった。また、意外な人と釣り仲間になったことが明かされている。
基本的な役割は前回と変わらないが、今回因縁のある相手に大事な仲間である辻と芝マンがやられたことから単身カタを付けに行き、敵の戦力縮小に貢献した。
「ウチの辻と芝マンやったのお前らか?」
「コロス・・・!」
そして「今の俺には仲間がいる」と、エモさ全開のセリフを発した上に最終決戦でもキレた闘い方を披露してまたもぶっ倒れるファンが続出した。
「HiGH&LOW g-sword」
誰もが一度は考えた轟洋介の原作の方々が漫画担当をしている。
作中、村山と一緒に行ったITOKANでムゲンオムライスを食べる。
コミックスに付属した円盤では直接出番がないものの、番長によってナース服のコスプレをさせられ、『銀座の恋の物語』のデュエット(女性パート)を強いられていたことが判明。知恵熱で休んだそうなので、あんまり触れないようにしてあげよう。
戦闘スタイル
「よく喋るなお前」
長い足に見合ったキックが主軸の素早く技を出し決めにいく超攻撃型。
空手や合気道のような仕草が多い。
戦闘シーンに入ると必ず眼鏡を外しポケットに入れる、戦闘中に前髪を掻き分ける「前髪掻き分けタイム」があり、ファンへのご褒美。
ちなみに小石を空き缶に難なく当てたり投石で攻撃してくる牙斗螺一派に逆に石を投げつけるなど投擲も得意(ギャングとの戦いのみであり、タイマンでは物を使う戦法は使用していない)。
HiGH&LOW season2〜HiGH&LOW THE MOVIE
スピード勝負で即座に決めるの超攻撃型。
大体、初手の攻撃で不良を倒す場面が見られており、腰の位置が高くフックは肩から振り降ろすことが多い。打点が高い故に威力があと少し及ばず、村山とのタイマンでは殆どがいなされている。キックも膝蹴りや脚先を利用した回し蹴り等接近戦を重視したものが多く、足が捕まることが多々見られた。
投げられた時の受け身が取れない面も同様にあり、耐性・持久力が劣るような場面が多かった。
HiGH&LOW THE WORST〜
村山対策を取り重心を低くした戦闘スタイルへ。
スピードよりも一撃ごとに重さを持たせることに注視している。
パンチやキックも接近戦で、ストリートスタイルから格闘技に精通した一撃一撃にパワーを感じるものへと変化。(ちなみに中の人は幼少期に空手のチャンピオンを取ったりしている)
重心を低くすることで、相手の攻撃も気にせず無闇に猛進していた部分が改善され、きちんと受けや回避を取る方向に路線変更されている。
HiGH&LOW THE WORSTの劇中では轟が強い相手と戦うときのみに出るという設定のシャツは村山戦以外では見られず、轟に1発を喰らわせたのは村山以外では小田島有剣1人のみであった。WORST_Xでは江罵羅高校の幹部たち相手に辛勝するなど前回のような一騎当千な実力を見せる機会がだいぶ減っているように見えたが、最終決戦で流血したと同時にキレ顔になりながら凶暴化し、かつてのSWORDを思わせる戦いを披露している。因みにファンからは「流血リミッター」「鬼神化轟」「轟トリガー」など様々な名で呼ばれている。
HiGH&LOW THE GAME
アプリゲーム内にも登場する。
キャラクター設定↓
バトルスタイルはBALANCEタイプであり、1番初めに出たカードのタイプは「心」であった。必殺技はカードごとに付与され「轟雷撃」「よく喋るなお前」「轟嵐脚」 の3種類に分かれる。
このゲーム、ドラマ本編に沿い格闘ゲームが組み込まれているが轟のターンが強すぎると一時期騒然とした。
余談
・ストレス発散でプレイしていたのはPSPの鉄拳。プレイヤー名は「とどろき」である。
・中の人のオンライン配信で轟の髪型のモチーフは、エドワード・ファーロング演じるターミネーター2に登場するジョン・コナーだということが判明した。提案しなければ坊ちゃん刈りになっていたそうな…。ありがとうエドワード・ファーロング。
さらなる余談だが、「ターミネーター」の異名を持つキャラが九龍グループの若頭にいたりする。
・轟は"見た目だけの不良"に嫌悪感を示しているがなぜピアスをしているのか、という疑問を中の人がオンライン配信で回答。轟は小さい頃ゲームでストレス発散をしており、ゲーム中のキャラクターが片耳のピアスをしていて、彼の中で何か奮い立ったものがあった。轟にとってそのピアスはコアの部分になっていると話している。
・WORST序盤の村山VS轟では、安全上の制約もあってドローンを使っても撮れないため、カメラマンを直接ワイヤーで吊りながら撮るという荒業で独創的なカメラワークを実現している。また、この対決は全シリーズ中1.2を争う長い時間のタイマンである。
そしてその時吊られていたのは声優・鈴村健一氏の弟である鈴村正樹氏で、本作のアクション監督補佐を務めている。
・村山をはじめ、多くの出演者が卒業した中でLDH社外からの参加した俳優陣の中ではMOVIEどころか初期のドラマから現在まで出ている唯一のキャラクターとなっている(辻と芝マンも同様)。
作品
関連動画
関連タグ
菊地善人:眼鏡キャラ繋がり。こちらは優等生だが、文武に優れている点は共通している。
明智健悟:同じく眼鏡キャラ繋がり。こちらは警察官。
四月一日君尋:眼鏡キャラと髪型が似ているキャラ繋がり。
禪院真希:眼鏡をかけているのと裏腹に高い身体能力とフィジカルの持ち主繋がりでこちらは女性。また、怪我のせいで「他所の作品のキャラに似た姿に変貌する」という共通点もある。