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企画7課の編集履歴

2020-07-28 17:42:10 バージョン

企画7課

きかくななか

「機動警察パトレイバー」に登場する、会社の一組織である。

概要

作中に登場する「シャフト・エンタープライズ・ジャパン」の中にある「課」の一つ。課長は内海。部下の名前は黒崎を始め、皆「色」に関わるものばかりとなっている。

多国籍企業シャフトは企業利益のためなら違法行為に出ることも辞さない企業体質であり、企画7課はそういったSEJ(シャフト・エンタープライズ・ジャパン)の非合法すれすれな営利活動を行う部門である。

もっとも、内海課長が就任して以降は「内海がやりたいことをするための部署」と化しており、直属の上司達からは煙たがられている。それでもその優秀さから社長及び上層部からは厚遇されており、彼らが社会的犯罪を繰り広げてもほぼ野放しにしている有様である。


表向きの仕事はアーケード・ゲームやTVゲームの製品企画や市場調査を行う部署であるが、裏では企業倫理を無視したあくどい商売を行っている。

企画部門であるためその仕事内容は多岐にわたり、人身売買や密輸入の斡旋、または法定規格を無視したオリジナルレイバーの開発まで幅広く手がけている。やっていることは完全に犯罪なのだが、社員達は善悪を考慮せず普通のサラリーマンと同じく仕事感覚でこれらを働いている。内海の「悪のカリスマ」ぶりにあてられたのか、所属社員や関係者達も企業人としての倫理観や矜持が欠落している者が多い。

端から見ればゆるい雰囲気の理想の職場に見えるが、実情は内海課長を信奉するカルト集団に近く、ある意味リアルな社会の暗部を描いている。


「機動警察パトレイバー」における代表的な”悪の組織”であり、主人公達が属する特車二課に対峙する存在である。


内海課長

企画7課のボス。薄ら笑いを崩さないポーカーフェイスのおっさん。性格は凶悪な方向に天真爛漫であり、自身の欲求のためならどんな悪事も平気で行う悪党である。

パトレイバーシリーズにおける代表的な悪役であり、特車二課の後藤喜一隊長と対を成す存在である。その出自はナゾだらけで、香港に勤務していた頃はリチャード・王(ウォン)と名乗っていたため日本人かどうかも怪しい。

面倒見が良く部下からは慕われているが、自分の欲求を最優先する性格故に上司からは煙たがられている。


上司曰く「手段のためには目的を選ばない男」

後藤隊長の人物評は「子供」


シャフト・エンタープライズ・ジャパンの技術力のアピールとして”現時点に於ける最高性能のレイバー”ことグリフォンの開発を企画。法定規格や生産性を思いっきり無視した「趣味の産物」であるグリフォンをデモンストレーションとしてAV-98ことイングラムと対決させ、あわよくばイングラムに内蔵されている篠原重工の技術データまで奪い取ることを計画。


しかし、二度にわたる特車二課第二小隊との戦いで苦戦を強いられ、結果としてグリフォンは敗走してしまうことになった。それ以降はむしろ「イングラムとグリフォンの対決」に執念を燃やすようになり、漫画版では最終的にテロ集団を引き連れて特車二課本部を強襲し、無理矢理イングラムとグリフォンの対決を実現させるという暴挙に打って出た。


しかし、内海課長の思惑はグリフォンの完全敗北という顛末によって崩壊。グリフォンと搭乗者のバドが警察の手に落ちたことを皮切りに、過去の悪事が芋づる式に暴かれたことで一点窮地に立たされてしまう。

その後、警察の手から逃れるために国外逃亡を謀るも、彼に恨みを持つ人物によって刺殺されてしまった。自身の欲求のために無辜の人間を踏みにじり続けた彼に相応しい、あっけない死に様であった。

課員

黒崎

内海課長の懐刀であり、裏では汚れ役も買って出ている忠犬。内海に絶対の忠義を誓っている人物であり、彼のためなら苦言も呈するしどんな残酷なことでもやってのける。

非常に有能な人物だが、過去の経歴が内海同様不明であり、古傷にまみれた体からは修羅場を潜った人生を垣間見れる。

朗らかで明るい内海とは対照的に真面目で根暗な男であり、人情味が一切感じられない冷血漢。

ゆうきまさみ氏曰く「犬としてしか生きられない男」


その他

青砥 緑川 村崎(紫)


関連タグ

機動警察パトレイバー グリフォン バドリナート・ハルチャンド シャフト

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