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概要

作中に登場する「シャフト・エンタープライズ・ジャパン」の中にある「課」の一つ。課長は内海。部下の名前は黒崎を始め、皆「色」に関わるものばかりとなっている。

多国籍企業シャフトは企業利益のためなら違法行為に出ることも辞さない企業体質であり、企画7課はそういったSEJ(シャフト・エンタープライズ・ジャパン)の非合法すれすれな営利活動を行う部門である。

もっとも、内海課長が就任して以降は「内海がやりたいことをするための部署」と化しており、直属の上司達からは煙たがられている。それでもその優秀さから、社長及び上層部からは厚遇されており、彼らが社会的犯罪を繰り広げてもほぼ野放しにしている有様である。


表向きの仕事はアーケード・ゲームやTVゲームの製品企画や市場調査を行う部署であるが、裏では企業倫理を無視したあくどい商売を行っている。

企画部門であるためその仕事内容は多岐にわたり、人身売買や密輸入の斡旋、または法定規格を無視したオリジナルレイバーの開発まで幅広く手がけている。やっていることは完全に犯罪なのだが、社員達は善悪を考慮せず普通のサラリーマンと同じく仕事感覚でこれらを働いている。内海の「悪のカリスマ」ぶりにあてられたのか、所属社員や関係者達も企業人としての倫理観や矜持が欠落している者が多い。

端から見ればゆるい雰囲気の理想の職場に見えるが、実情は内海課長を信奉するカルト集団に近く、ある意味リアルな社会の暗部を描いている。


「機動警察パトレイバー」における代表的悪の組織であり、主人公・泉野明達が属する特車二課に敵対する存在である。


最終回では内海の死(後述)後、黒崎も行方をくらますなどでその後課は存続しているか定かではない。


構成員

内海課長

(声:鈴置洋孝)

企画7課のボス。薄ら笑いを崩さないポーカーフェイスのおっさん。性格は凶悪な方向に天真爛漫であり、自身の欲求のためならどんな悪事も平気で行う悪党である。

パトレイバーシリーズにおける代表的な悪役であり、特車二課の後藤喜一隊長と対を成す存在である。その出自はナゾだらけで、香港に勤務していた頃はリチャード・王(ウォン)と名乗っていたため日本人かどうかも怪しい。

面倒見が良く部下からは慕われているが、自分の欲求を最優先する性格故に上司からは煙たがられている。


上司曰く「手段のためには目的を選ばない男」

後藤隊長の人物評は「子供」


シャフト・エンタープライズ・ジャパンの技術力のアピールとして”現時点に於ける最高性能のレイバー”ことグリフォンの開発を企画。法定規格や生産性を思いっきり無視した「趣味の産物」であるグリフォンをデモンストレーションとしてAV-98ことイングラムと対決させ、あわよくばイングラムに内蔵されている篠原重工の技術データまで奪い取ることを計画。


しかし、二度にわたる特車二課第二小隊との戦いで苦戦を強いられ、結果としてグリフォンは敗走してしまうことになった。それ以降はむしろ「イングラムとグリフォンの対決」に執念を燃やすようになり、漫画版では最終的にテロ集団を引き連れて特車二課本部を強襲し、無理矢理イングラムとグリフォンの対決を実現させるという暴挙に打って出た。


しかし、内海課長の思惑はグリフォンの完全敗北という顛末によって崩壊。グリフォンと搭乗者のバドが警察の手に落ちたことを皮切りに、過去の悪事が芋づる式に暴かれたことで一点窮地に立たされてしまう。

その後、警察の手から逃れるために香港時代にただならぬ関係となっていた熊耳武緒を脅して、彼女とともに国外逃亡を謀るも、彼に恨みを持つシャフト社の警備部門「SSS」(シャフト・セキュリティ・サービス)のジェイクによって刺殺される。自身の欲求のために無辜の人間を踏みにじり続けた彼に相応しい、あっけない死に様であった。


バドリナート・ハルチャンド

(声:合野琢真

通称:バド。内海課長の秘蔵っ子であり、グリフォンのメインパイロットを勤める少年である。年齢は10~12才。厳密に言えば会社人では無いので企画7課の構成員では無いが、四六時中一緒に居るのでほぼ関係者である。TVゲームとレイバー操縦の天才であり、内海課長にとっては遊び友達にも似た存在である。

その正体は人身売買組織によって内海好みに育成された子供であり、レイバーの操縦センスもその過程で修得させられたものであった。内海からは友達として大切にされてはいたが、言ってしまえば人買いに買われた子供であり、人権侵害も甚だしい境遇に晒された少年である。レイバー操縦以外のことは何も教えられていないに等しく、善悪の概念も欠落しており、グリフォンを使ったレイバー犯罪も”ゲーム”くらいにしか認識していなかった。


黒崎

(声:土師孝也)

内海課長の懐刀であり、裏では汚れ役も買って出ている忠犬。内海に絶対の忠義を誓っている人物であり、彼のためなら苦言も呈するしどんな残酷なことでもやってのける。

非常に有能な人物だが、過去の経歴が内海同様不明であり、古傷にまみれた体からは修羅場を潜った人生を垣間見れる。なお、同じシャフト社警備部門「SSS」のジェイクを毛嫌いしているが、関係は描かれていないもののジェイクはそれ以上に内海・黒崎を恨んでいた。前述の内海刺したジェイクを直後にその場で射殺した。その後行方をくらましている。

朗らかで明るい内海とは対照的に冷徹真面目。

ゆうきまさみ氏曰く「犬としてしか生きられない男」


その他

青砥

(声:長谷有洋)

メンバー内では比較的表情豊かな若手課員。ゆうきまさみによると元は暴力団の使いっパシリで新法改正後に棄てられたところを内海に拾われたとのこと。


緑川

PCを操る姿が印象的な紅一点。アニメ版では台詞がないものの、なかなかの艶姿を披露。内海の好みであり作者の好み?ゆうき氏の次作じゃじゃ馬グルーミンUPに似た容姿の「碧子(みどりこ)さん」なる人物がいるがスターシステムかは不明。


赤石

(声:真殿光昭)

基本、七課オフィスにいる頭脳派メンバー。名前の読みが漫画版では「あかいし」だがアニメ版は「あかし」と微妙に違う。

新OVAではホテルで内海の替え玉としてチェックイン。その後、真殿氏はサイキックフォースにてリチャード・ウォンを演じ、不思議な巡り合わせとなった。


茶沢

やはりオフィスにいる眼鏡をかけた男性。SSSの襲撃で負傷している。上記の赤石ともども、ゆうきまさみ曰く、こんな真面目そうな人たちが何故……とか。


白井

(声:大塚明夫)

パンチパーマの男性。熊耳巡査部長を撃った人。


村崎(紫)

(声:大塚芳忠)

常にキャップを被っている男性。体格のせいで上の白井と混同されがちだが、「雨の惨劇」でグリフォンのトレーラーを運転している人である。


土浦研究所メンバー

磯口豊

(声:小形満

シャフト・エンタープライズ・ジャパン土浦研究所開発主任。内海からの依頼で「現時点に於ける最高性能のレイバー」ことグリフォンを開発した。予算に糸目を付けずに好き勝手にレイバーを開発させて貰えたためか、グリフォンを「趣味の産物」と呼べるほどの代物に仕立て上げた。技術者としては純心だが、物事の善悪を考慮しないタイプの人間である。

外見モデルはご存知ヘッドギアの出渕裕氏。


森川政治

(声:平田康之

土浦研究所所属のレイバー技術者。磯口と共にグリフォンを開発した人物。レイバーの生みの親と言われる古柳教授のもとで研究開発していたレイバーシステム”ASURA”が日の目を見ずに終わったことに忸怩たる想いを抱いており、グリフォンにコレを搭載することでASURAの性能を満天下に示そうと躍起になっている。マンガ版では同門出身の帆場暎一HOSでレイバー市場を席巻したことに嫉妬している。

外見モデルはメカデザイン参加の河森正治氏だが磯口ともども性格は反映してないとのこと。

関連タグ

機動警察パトレイバー グリフォン バドリナート・ハルチャンド シャフト

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