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廃棄物13号

はいきぶつじゅうさんごう

ヘッドギア原作のロボット漫画「機動警察パトレイバー」に収録されているストーリーの一つ。
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概要

機動警察パトレイバーの漫画版のシリーズの一つで、映画の第三弾はこれを題材にしている。そのサブタイトルは「WXⅢ」(ウェイステッドサーティーン:訳『廃棄物13号』でそのまんま)。
隕石に付着していた物質に、人の癌細胞を合わせて生まれた生物と、その周囲の人間達を描いたもので、映画版ではオリジナルのキャラクター(ベテランと若い男の刑事2人)が主役を務め、第二小隊の皆さんは脇役に回るという、ファンの度肝を抜く演出も話題になった。

 怪獣が登場し、運搬中の飛行機を落としたりするが、父親の研究をパクられて劇怒する研究家の復讐に燃えて暴走する様が主に描かれ、怪獣がプラナリアばりに分裂して生える可能性も、劇場版で見られる程度で、漫画版では登場しない。

登場キャラクター

刑事

劇場版のみに登場するキャラクターで、『城南署』という架空の警察署に勤める。

  • 秦真一郎 趣味は野球で背番号は8番。この映画の主人公。左利き。なのでマウス操作も左手で行う。只今、禁煙中。
  • 久住武史 事故後の不養生で片足が悪い。クラシック音楽が好きなのだが、昭和75年なのに聴くのはレコード一色。その割に、オーディオ関係への関心はぞんざい。ただ、『音』に関する知識、感覚は凄いものがある。

研究者

  • 岬冴子 怪獣を造った人物。美人。漫画版では「井森みゆき系」の美女だったのが、諸事情により改変。私立大学に勤め、いろいろあって秦と付き合うが。研究所の所長である栗栖に父親(西脇博士)の研究成果『ニシワキセル』をパクられて一応は怒っている(漫画ではこの辺が強調される)が、劇場版ではマッドサイエンティストなママンとして登場する。
  • 栗栖 アメリカの軍関係者と共同で、1979年に南極で採取された「ニシワキセル」を研究。心臓が悪い。
  • 宮ノ森 栗栖博士と南極5号の研究をしている。非常に気弱でヘタレな男。

自衛隊の人

  • 石原 劇場版オリジナルキャラ。研究所にて、怪獣への対抗武器を調達する。世界観間違えてんじゃねえか?程度に異様な風体をしている。

その他

  • バッケンジー アメリカ人の大佐で廃棄物13号を捜索しに日本へ来日、栗栖所長と話をする。流暢ではないものの、日本語が話せる。漫画版のみ登場。
  • 監督 劇場版オリジナルキャラ。マイケル・ムーアそっくりの外国人監督で、ある音楽バンドのPV撮影を行う為に来日。PV撮影に使用するスタジアムを自衛隊が怪物退治の為に使う事を知って反発、彼等と対立してしまう。言動がかなり粗暴で、自衛隊や警察達に「ファッキン!」「何とか答えろこのブタ野郎!!」(意訳)といった暴言を吐くほど。
  • 監督の通訳 劇場版オリジナルキャラ。名の通り外国人監督の通訳を務めている女性。常に冷静沈着で暴走しがちな監督の抑止力として頑張っている。自衛隊側の対立を深めないように、監督の不遜な発言をマイルドに(「誠に遺憾である」等)訳している。

怪獣

  • 廃棄物13号 映画版ではベイカーズダズン(英語での13の婉曲表現)とも。「南極に落ちていた隕石からとられたアミノ酸をいじる」までは原作の原案OVA「四億五千万年の罠」、それへ「人の癌細胞を入れる」までは漫画版と同じである。劇場版では癌細胞は岬の娘、一美(「ひとみ」から転じて「13」にもなった)から採取したという設定。原作の「シャフトのレイバーが出す音が好き」という設定は一応踏襲している。おっぱいぽろりがある。妊娠線もある。なお漫画では、OVAで「やめとこうよ」と言われた怪獣撃退案が一応、大体採用されている。漫画版と劇場版では容姿がそれぞれ異なっている。なお、漫画版では水上施設でレイバーと一戦交えているが、劇場版では水上施設の警備員を捕食しながら久住を追いかけまわした。


設定とか

劇場版において、岬は、原作にもあった、お父さんの研究をパクった人への復讐劇の方向で行く案を却下しつつも、その方向で考えていた。結婚して「西脇」→「岬」姓を名乗る設定は採用。娘との関係へアレするため秦真一郎と「桜の園」を見る。なお観る劇は、後藤隊長のモデルが仲代達矢なので「リチャード三世」という案があったが却下されたそうである。

PHSが出るが、あまり普及しておらず、刑事も通信は主に固定電話で行い、電話ボックスも登場する。同時に光ファイバー経由のブロードバンドで、インターネットが普及し、2ちゃんねるのような巨大掲示板(パソコン通信のチャットみたいなものだが)も登場する。

 オーディオコメンタリーで、「警察の捜査会議を劇中に出すのは、パトレイバーのが先」という発言と、「会議は黒澤明の「天国と地獄」から」という発言が出る。
 なおゆうきまさみそのものが、事件に関する捜査をどうするか悩んでいる。(普通 パトレイバー以前のお話だったら特車二課が警備部のくせにやる)

 映画化の際はコンセプトの鉄則で、「廃棄物13号の話をやる」と「特車二課を主役にしない」というものが原作者と監督から出たが、諸般の事情でタイトルハ「WXⅢ」の次にパトレイバーが付くことになった。

ミニパトでのハゼの干物のパロディのようなものとして、「お化けハゼ」が登場する。なおフィルムコミックでは、この作品の後に「ミニパト」が収録されている。

脚本とり・みきは、ゆうきまさみと親密な関係である以外に、原作漫画の掲載時、とりが少年サンデーで連載していた「てりぶる少年団」(全一巻)で、下がる人気を盛り上げるためにそのキャラクターが「人気作へ入って宣伝すると同時に作者がアシスタント料をもらう」という話があり、実際に人気作の脇に登場していたのであった(デモの時に「SAVE THE てりぶる」て書いてあるプラカード掲げてる人)んだなこれが。奥が深い。

関連タグ

機動警察パトレイバー ゆうきまさみ レイバー 怪獣映画

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