『嘘つきみーくんと壊れたまーちゃん』(うそつきみーくんとこわれたまーちゃん)とは入間人間著のライトノベルシリーズである。電撃文庫より刊行中。挿絵・イラスト担当は左。
概要
第十三回電撃大賞応募作であり、受賞は逃したものの審査員の目に止まり、刊行された。
一巻の帯には「第十三回の電撃小説大賞の最終選考会で物議を醸した問題作」として紹介されている。
また、本編ではパロディネタが多用されているのも特徴。
カバー裏にはちょっとした仕掛けが施されている。
登場人物
みーくん
本作の主人公であり、語り部。
一巻の主時間軸から見て、八年前に起こった事件の被害者。
タイトルの「嘘つきみーくん」の通り「嘘だけど」という言葉を多用する、嘘をつくことが癖になっている少年、つまり嘘つきである。
八年前の事件により、心に大きな傷を負っている。その時の経験のせいで、一部の言葉を受け付けないことも特徴である。
外見は中々のイケメンであり、「年上キラー」や「美少年」と評されることもある。
また、まーちゃん(後述)のことを好き好き大好き超××してる。嘘だけど。
まーちゃん/御園マユ
本作のヒロイン。みーくんと同じく八年前の事件の被害者。
タイトルの「壊れたまーちゃん」の通り、事件のせいで精神面が大きく壊れてしまっている。
重度の心的外傷後ストレス障害(トラウマ)を抱えており、その一例として暗闇の中で目が覚めると酷く錯乱してしまう。
みーくんとは幼馴染でバカップル。周囲の人、クラスメイト等に対しては敬語などを使い、遠ざけようとする態度を取るが、みーくんの前でだけは子供のような立ち振る舞いをする。その時の彼女は大変ワガママな少女。そしてとても嫉妬深い。みーくんが他の女性と話していたり、別のものに関心を抱いていると激怒し、暴力を振るう。
また睡眠を非常に多く取り、一日中寝ていることもしばしば。
みーくん曰く「特徴はこれといってないが、端正な顔立ち」とのこと。