概要
ロバート・ブロックの小説『星から訪れたもの』にて言及され、ラムジー・キャンベルの『城の部屋』に登場する神性。別名：髯ある蛇、蛇の髭。
古きものの一柱で、イグの息子といわれている。また古代ギリシャ人からはヒュプノスと呼ばれ崇拝されていたという説も存在する。
その姿は一つ目のカニのような鉤爪を持ち、象のような鼻を持ち、大きな蛇のような髭が垂れている海の怪物だという。
『妖蛆の秘密』という書物にその名が記されている以外不明であったが、実はイギリスのセヴァン渓谷にあるノーマン城という古城の一室に棲息していた。ノーマン城を買い取ったのはギルバート・モーリー卿という魔術師で、モーリー卿はバイアティスに生贄をささげ、見返りとしてほかの旧支配者と交信していたという。
書物によると深きものがバイアティスの偶像を地球にもたらしたとされ、幽閉された存在ではあるが深きものやヘビ人間たちに崇拝されているという。
最も強力なバイアティスの教団はイギリスにあり、彼らはギリシャ神話のメデューサの伝承をバイアティスに取り入れたらしい。
バイアティスが幽閉された部屋の入り口を抜けては出られない程に成長していたところで発見され、城毎焼かれてしまうが生死は不明。発見された時点でまだ成長の途上であった可能性もあり、能力等については不明。
