概要
ルストとは、Web小説作品シャングリラ・フロンティアに登場するキャラクター。
本名:佐備 夏蓮(サビ カレン)
同じく作中に登場するキャラクターであるモルドとは幼馴染みであり、背が低く余り感情を表に出さないタイプだが、ロボットの事になると豹変する位のロボ好き。
作中作のゲームであるネフィリムホロウのトッププレイヤーであり、その余りの強さからネフィリムホロウの続編が発表された際には、公式のテスターとして抜擢された。
長らく作中でリアルの姿が描写されたこと無かったが、短編および設定集の中で本名と詳細な設定が明かされた。
当初は、中学生くらいの少女と思われていたが、実際には16歳の女子高生。モルドとは幼馴染の関係。
人物
外見は背が低い女子高生。
基本的にはクール、を通り越して無愛想なキャラクターであり、無口で寡黙な態度を崩さず、感情表現を余り表には出さないが、割と好戦的で短気。彼女の喋り出しには「……○○」の様に…リーダーが使われる。
他人に対する興味が薄く、ゲーマーではあるが、キャラクターの好感度を稼ぐタイプのゲームは苦手としており、ゲームのNPC相手の会話はかなりいい加減。
口下手で自分の興味の無い事には関心を持たない一方で、興味を持った事にはとことん突き詰めるタイプの天才肌だが、この手のタイプにありがちな、好きなものや興味のある事には強引な手段を使ってでも割り込む典型的なオタク気質でもある。
とにかくロボットやメカが大好きで、ロボットが絡むと無愛想で無口ないつもの調子を投げ売り、途端に饒舌かつ積極的になる。
基本的にはロボであれば、どんなものでも好きなようで、搭乗式のタイプのロボットから、AI搭載型のパワードスーツ、アンドロイドまで、どんなロボットでも飛びつく。
作中では、シャングリラ・フロンティア内のダンジョンの一つであるリヴァイアサンでロボットが購入できると知った時には、いつものキャラを投げ捨ててヒャーヒャーと叫びまわっていたことから、サンラクから、ロボスキーヒャーヒャーゼミと呼ばれた。
ネフィリム・ホロウ
ネフィリム・ホロウというロボットゲームの不動の一位ランカーであり、ゲーム内ではルスト&モルドコンビVS全プレイヤーという図式ができる程図抜けた実力を持つ。
ネフィリム・ホロウは、サンラク曰く、『見る分には楽しいが、実際にやるには難しすぎる』タイプのゲームであり、その特性故に過疎化していた。
それでもネフィリムホロウには強い思い入れがあり、ネフィリムホロウの続編が発売されると知った時には、泣きながらテレビにかじりつき、暫くの間ずっと笑顔で生活していたほど。
活躍
元々は、ネフィリム・ホロウのトップランカーとして活躍しており、その際にまだ参加間もないながらも急激にランキングトップに躍り出たプレイヤーである主人公のサンラクこと、通称『キングフィッシャー』と戦い、勝利する。
しかしそれきり、サンラクは同ゲームを引退し、それ以降サンラクとルスト&モルドとの関係は切れていた。
その後、作中でのシャングリラ・フロンティアの人気ぶり故にシャンフロをプレイしていたが、ロボットやメカを使える気配こそあるものの、いつまでプレイしてもそれらのアイテムを使えるきっかけがつかめず、当時のプレイヤーにおける最前線拠点であるフィフティシアにて、ユニークモンスター『深淵のクターニッド』につながるユニークシナリオを発生させるが、それを誰にも告げることなく同ゲームを引退していた。
その後は、ずっとネフィリム・ホロウを中心にゲームをプレイしたところ、『墓守のウェザエモン』をクリアし、パワードスーツを手に入れたが、もろもろの事情から装備できずにその憂さ晴らしでネフィリム・ホロウをプレイしていたサンラクと遭遇する。
『キングフィッシャー』サンラクとの再戦で激闘を繰り広げたルストは、サンラクに情報を提出する代わりにネフィリム・ホロウを続けてほしいという交換条件を出し、これをサンラクが了承したことで、フィフティシアにてサンラク、サイガ-0、秋津茜の三人と合流し、パーティを結成。
当初は、ルスト&モルドの情報が本当かどうかを確かめるだけのパーティ結成だったが、シナリオの流れからそのままクターニッド戦に突入。
同パーティにてそのままクターニッドをクリアし、そのままなし崩し的に主人公たちの所属するクランである『旅狼(ヴォルフガング)』に所属する。
余談
作者によると、「最初はクターニッド戦だけの使い捨てのキャラのつもりだったが、愛着がわいたのでそのまま登場し続けることになった」キャラ。
関連タグ
斉木楠子…同じくクールで感情の表現が多くなく、好きなもの事になると人が変わるキャラクター。