概要
映画クレヨンしんちゃん「オラの引越し物語」にて登場した怪物で見かけは何の変哲もないサボテンだが、実は自立して動き、人間や動物を捕食する「食虫植物」の仲間。
ドラゴンフルーツによく似た果実をつけることから、野原ひろしはそれを日本に輸入させる準備のためこの植物の原産地であるメキシコに送られ、そして群生地の近くにある町マダクエルヨバカの町長もこれを町興しに利用しようと考えていた。
その姿はメイン画像のような球体型や、枝分かれした姿と様々。
根を触手の様に動かしてはい回り、上部を口の如く開いて人間を丸のみにし、マダクエルヨバカの街を大混乱に陥れる。
更に厄介な事に、コイツらはサボテンよろしく生命力も極めて強く、拳銃やショットガンによる銃撃やダイナマイトで爆破されるなどして大きく損傷しても植物特有の「接ぎ木」という性質を利用して欠片を集合させて復活し、しかも更にパワーアップしてしまう。
一方で、金属のような固いもの、臭気が強いものは飲み込めずに吐き出す。
踊れ!アミーゴ!の「コンニャクローン」と並ぶ映画クレしんシリーズ史上最恐の怪物である。
ネタバレ注意
実は砂漠に適応した結果、水に極端に弱く、もし水を浴びてしまった場合再生することなく一瞬に枯れて死に至る。また、社会性昆虫の様に女王を頭として活動しており、捕食してもそのまますぐに消化せず女王サボテンの所へ行き、その女王に捕食した人間を献上していた。
最終決戦では全個体が女王と合体して超巨大化するが最期は水の入ったサボちゃんバルーンにしんのすけが別れの際に受け取ったかすかべ防衛隊のバッジに付いていた安全ピンで穴を開けられたことで出てきた大量の水を浴び、遂に全滅した。
騒乱から数日後にキラーサボテンが全滅した事で、ひろしが双葉商事の部長から命じられた「メキシコの町に生息するサボテンの実の収集」が不可能となったため、野原一家は再び日本の春日部に引っ越し(厳密には「帰国」)することとなった。