概要
チャプター「ニャン魚のお宝」のボス。
巨大なストーブを模した形状になっており、ファイヤーインプたちが乗り込みキーを差し込むことで起動する。
本作における「下品な要素を含んだお笑い」の部分を象徴するような敵キャラクター。類型としてはバンジョーとカズーイの大冒険の世界観に下品な要素をプラスしたような、頭カラッポにして楽しめるタイプであり、本作の全貌を知らない人がさわりだけ聞いて思い浮かべるようなノリをそのまま体現した登場人物。
鈍重な見た目にしてはかなり速いスピードで駆け寄っては火炎放射を浴びせてくる攻撃を得意とするが、部屋にあった下水バルブを開けてしまったコンカーのせいで怯み、その隙に脚の間にある金のボールを思いっきり強打されてしまう。
これを繰り返された彼はついにダウンし、前のめりになって機能停止。正面が出入り口だったため出られなくなってしまったファイヤーインプたちだが、緊急出口はケツの穴の位置にあったためここからの脱出を拒否。手当たり次第にボタンを押してしまった結果、お約束と言わんばかりに自爆。
結局、金のボールだけが残された。
余談
この金のボールを重石がわりにして部屋を脱出することになるのだが、ちょっと考えていただきたい。
男の急所である例の部分は、英語圏では「Nuts」と表現され、「金」でも「ボール」でもないのである。それをこのような表現にした背景として考えられるのは、ポケモンシリーズにおけるきんのたまであると推測される。
本作は開発中に没になった要素の1つとしてピカチュウらしき電気ネズミが尻尾だけでカメオ出演するというシーンがあり、ポケモンが元ネタになった可能性が高い。
それにしてもオリジナルN64版は当初日本で発売されていなかったうえ、レア社の商品展開が日本市場に消極的であるわりに、日本でしか通用しないようなネタを入れるあたり、ポケモンに対するリスペクトだろうか。