概要
石ノ森章太郎の漫画『怪奇ロマネスク劇画 スカルマン THE SKULL MAN』、及びそれを原作としたアニメ作品『スカルマン THE SKULL MAN』に登場するキャラクター。
漫画版とアニメ版では多少設定の違いはあるが、「殺人などの犯罪行為を繰り返すドクロの仮面を被った怪人」という点は共通している。
漫画版
人気女優の殺害、貨物列車の転覆、代議士秘書の車の転落など、残虐な事件を次々に引き起こす謎の仮面の男。
赤い複眼、口元だけが露出した白いドクロの仮面を被り、金色のボタンの付いた黒いコスチューム、黒いマントで身を包んでいる。
武器として光線銃を所持している他、変身能力を持つ人工生物・ガロを従者として従えている。
その正体は暴力団「神楽組」の跡取りである神楽竜生であり、今まで犯罪を繰り返していたのは、両親を殺害した黒幕に復讐するためであった。
アニメ版
とある地方に位置する企業城下都市・大伴市において、官僚・政治家・女優・一般人など、様々な人間を殺害する正体不明の怪人として登場。その容姿から「骸骨男」と呼ばれ、大伴市の都市伝説として噂されている。
上記の漫画版をアレンジした容姿を持つ。
マスクは本物のドクロに近いデザインとなっており、赤い複眼は鋭い目付きに変化。口元は漫画版に比べると、仮面ライダーのクラッシャーを思わせる下顎状のパーツに覆われており、口元の露出部が小さくなっている。
白いスカーフや黒いコートを羽織っており、その下には黒いライダースーツを着込んでいる。
武器は袖の装飾は変形させた「ブラスナックル」、伸縮式の槍「スカルスピア」、襟の裏に隠している「スカルナイフ」。スカルスピアの矛先は「スカルニードル」としても使用可能。
漫画版の従者であるガロを想起させる姉弟・真行寺麗奈と真行寺徹郎を従えている。
マスクは神楽遺跡から発掘されたオーバーテクノロジーの塊であり、被る事で装着者に超人的な身体能力を与えるが、治癒能力に関しては常人と同レベルである。
口部分をクラッシャーで覆う事で加速能力を発揮する事が出来るが、これを常人が使用する事は死を意味する。
その実態は、「新人類」と呼ばれる「ガ號計画」の最終段階に必要なものである。
正体は主人公・御子神隼人の親友である神崎芳生。終盤で、隼人が神崎の意志を引き継ぐかのようにマスクを被り、新たなスカルマンとなる。
真のスカルマン
マスクを神崎から引き継いだ隼人が変身する2代目スカルマン。
黒コートを羽織っておらず、ライダースーツのみ着用している。
最終的に新人類と化した神代正樹と対決し、これを撃破するが、上記の加速能力の負荷によって隼人は死亡。
死亡した彼の体はBG総帥に改造され、更なる戦いへと続いていく…。