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スターマン(DCコミック)の編集履歴

2020-09-28 00:09:31 バージョン

スターマン(DCコミック)

すたーまん

スターマンとは、DCコミックから出版されているアメリカン・コミックのタイトル、および劇中に登場するヒーローの名称である。この名を持つキャラクターは複数存在する。

概要

 1941年4月発売の「アドベンチャーコミックス」#61でデビューしたヒーロー。

 以後、長く活躍したが、家族などの細かい設定が決められていなかった。

 スターマンを名乗るヒーローは初代含め9人いるが、五代目までは同名である事以外、直接的な関係はない。

 以下、歴代スターマンを解説する。


歴代スターマン

初代スターマン

 本名テッド・ナイト。

 コズミックエネルギーを有したコズミックロッドを用い、光線発射や飛行などを行う。

 若き富豪にしてプレイボーイ。天文学に夢中になり、コズミックエネルギーの開発を行う。従姉妹のサンドラの協力でコズミックロッドを完成させた後、スターマンを名乗りヒーローとしてデビュー。世界初のヒーローチーム、「ジャスティス・ソサエティ・オブ・アメリカ(JSA)」の一員として活躍する(サンドラもまた、ファントムレディを名乗りいち早くデビューしていた)。

 第二次大戦後、自身も開発に参加していた原子爆弾にショックを受け、コズミックエネルギーの有効活用研究に没頭する。

 後にアデル・ドリス・ドルーという女性と結婚し、デビッドとジャックの二人の息子を設けるが、研究と犯罪との戦いに精を出し、家庭を省みなかった(そのため、ジャックからは嫌われてしまっていた)。

 ある事件で40代の若さを保っていたが、魔人パララックスとの戦いで本来の年齢に戻り、引退。長男デビッドにスターマンの名を譲るも、襲名から一週間でデビッドは殺され、やむなくジャックが後を継ぐ。

 アデルとは死別しており、ジャックとの仲は冷え切っていたが、現在は和解し強い絆で結ばれている。


二代目スターマン

 本名不明。

 初代スターマンが一時的に引退していた1951年に、短期間だけ活躍していた正体不明のヒーロー。

 銀行強盗を追跡中に死なせてしまい(実際は生きていたが)、自責の念から引退した。


三代目スターマン

 本名ミカール・トマス。

 タロッタVⅢ星出身の宇宙人。元は過去に地球侵略軍の一員として地球に来訪していたが、侵略阻止を唱える恋人を軍に殺され、その死を無駄にすまいと反乱を起こす。

 スターマンを名乗りヒーローとして活躍する喪、ドラッグ中毒になり行方不明に。

 サーカスに居たところをジャックに保護されるが、記憶喪失になっていた。


四代目スターマン

 本名ギャビン。

 ある宇宙帝国の王子。姉の王位継承に伴い、帝国の慣習に倣い宇宙へ放逐された。

 超能力を与える腕輪を老師ミントーより授かり、スターマンを名乗り活躍。姉の死後に帝国の王となるが、クライシスの戦いにて命を落とす。


五代目スターマン

 本名ウィル・ペイトン。

 ある極秘実験に巻き込まれて、エネルギー生命体に転生。スターマンを名乗り、その能力を活かし戦うが、闇の魔人エクリプソとの戦いで宇宙に散った。妹のサディは兄の生存を信じ、ジャックに兄の捜索を依頼。後に、四代目ギャビンの惑星にて発見される。


六代目スターマン

 本名デビッド・ナイト。

 テッドの息子で、ジャックの兄。反抗的な弟と異なり、父を目標にしていた。

 父の引退後にスターマンを襲名したが、ナイト家に復讐を企むミスト一族に狙われ、活動後一週間で暗殺された。ジャックとはテッドと同じく反目していたが、現在は霊魂となって和解。年に一度弟の元を訪ねている。

 現在は別のヒーロー、ブラックランタンとなっている。


七代目スターマン

 本名ジャック・ナイト。

 初代スターマン、テッド・ナイトの次男。

 母の死後も研究に没頭する父親、そして父親に従う兄デビッドに反抗していた。テッドがスターマンを引退しデビッドが襲名するが、デビッドが暗殺されたために、自衛のために自身がスターマンを襲名する。

 父の頼みで故郷オパールシティの守りに付き、スターマンとして戦うが、その過酷な戦いの中で父の心情に気付き、後に和解する。JSAにも参加した。

 初代スターマンと同じく、コズミックロッドを武器とする。短く小さな棒杖だった父のロッドと異なり、柄の長い六尺棒のような改良型のロッドを用いる。このコズミックロッドからの光線および飛行能力の他、身に付けた柔術や棒術で戦う。

 普段は缶バッジや野球カード、古いコミックのような、レトロなアイテムを取り扱うアンティークコミックショップを経営。身体にもタトゥーを入れている。

 歯に衣着せない物言いで、歴代スターマンのようなヒーローのコスチュームをダサいと嫌がり、普段着にゴーグルをつけたスタイルで活動(ちなみに初代スターマンは、顔の部分が露出した、真っ赤な全身タイツにマントという、典型的なヒーローっぽいコスチュームである)。

 恋人のサディ・フォークは、五代目スターマンの妹。

 後にスターマンを引退。ロッドをスターガールへと譲与する。


八代目スターマン

 本名ソム・カラー。

 三十世紀の少年ヒーローチーム「リージョン・オブ・スーパーヒーローズ」の一員。

 ブレイアニック5により、現在に送られてきた。ザンシュー星出身で、重力を操る事が可能。

 発狂しており、どこぞの饒舌な傭兵のごとくメタネタを口走る。

 七代目スターマン、ジャックが、五代目スターマンことウィルを深宇宙にて捜索していた時に出会う。アース22、キングダム・カムの戦いにも参加した(発狂したのはそのせい)。


スターマン(AGE1,000,000)

 本名ファリス・ナイト。

 853世紀の超未来で活躍するスターマンで、ナイト家の遠い子孫。

 三千年の間途絶えていたスターマンの名を復活させた祖々父から、スターマンを継承している。祖々父がアステロイドで発見した未来型コズミックロッド「クアーバット」を武器として用い、ヒーローチーム「ジャスティス・リージョン・A」のメンバーとなり活躍している。


関連項目

バットマン/ヘルボーイ/スターマン

ダークホースコミックスから出た、バットマンヘルボーイ、および七代目スターマンことジャック・ナイトが共演するクロスオーバー。

アーティストはマイク・ミニョーラ。前後編の全二話で、前編はバットマンとヘルボーイが、後編はヘルボーイとスターマンとが、それぞれ協力しつつ活躍した。小学館プロダクションより、邦訳版が出ている。

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