概要
男性に対しての性差別を無くそうとする思想・運動のこと。フェミニズムの主体を女性から男性に置き換えた概念。
家父長社会の中において、女性に対する不当な評価が生まれたが、その一方で男性には「理想の男性像」「女性にはできないこと」が求められるようになった。
(「徴兵制」では男性のみが召集されていた)
それは現在でも意識として続いている面があり、「男性なのにこうでないのはおかしい」という差別的な評価を付けられることがある。
例えば「男性なのに平均的な女性より低い収入なのはおかしい」「男性なのにこの程度の運動でへばるなんて女々しい」などである。
このような考え・社会の潮流を撤廃しようとするのがマスキュリズムである。
マスキュリスト(主義者)の中にはフェミニズムが浸透して以来、女性の権利のみが強調され、男性の立場が悪くなったと主張するものもおり、「レディファースト」や「性犯罪疑惑を受けた場合の女性の有利さを問題視することもある。
関連タグ
フェミニズム・・・対義語
ミソジニー・・・行き過ぎるとこうなる
女尊男卑・・・一部で信じられている社会観