概要
Infinite Dendrogramにおけるプレイヤーの総称。作中では山かっこをつけて<マスター>と表記される。
特殊能力エンブリオを有し、死んでも3日で復活する不死身の存在。
しかしその力の代償として、頻繁に“別の世界”に[[その身を飛ばされてしまう。
…というのが、ティアンからみたマスターの認識である。
マスターは手の甲に<エンブリオ>の紋章が刻まれており、それがこの世界での身分証となっている。
特徴
基本的にはティアンを基準としているが、
エンブリオの他にもプレイヤーとしていくつもの特徴…もとい能力が存在する。
1.自由な外見
アバターの見た目はキャラメイク時に自由に設定できるため、性別や身長どころか、小人だったり翼があったり馬の下半身だったりと、多種多様な外見をしている。
なおあまりに元の体と違う体型や人種にすると慣れるまでに時間が掛かり、羽や魚っぽいパーツをメイキングしても飛べたり長く潜れたりするわけではないため、ノーマルな人型から外れた<マスター>はあまりいない。
ジョブの適正
この世界の強化システム<ジョブ>はティアンには制限があり、先天的に就けるジョブの種類が決まっていたり、ジョブに就ける数に限りがあったりする。
しかしマスターは本人の才能を問わず全てのジョブに対する適性を持ち、さらに下級・上級職は最大の8つまで必ず就くことができる。
ただし先天的な制限がないだけであり、ジョブ自体の就職条件はクリアしなくてはならない。
また、ティアン限定の特殊超級職には就くことができない。
ログイン・ログアウト
プレイヤーたるマスターは任意でデンドロに参加・離脱できる。
ゲームとしては当然だが、悪用すれば何らかの行為を行ってから即座にログアウトして逃げることが可能となる。
そのためログアウトには、「誰にも接触されず、結界等にも囚われていない状態で三〇秒の時間が必要」というプレイヤー共通のルールがある。
デスペナルティ
〈Infinite Dendrogram〉内で死亡した場合、現実時間で24時間、デンドロ内時間では72時間ログインできなくなる。
仮にデンドロ内で何らかの用事がある場合は3日間放置することになるが、ティアンからすれば何度でも復活できるチート能力である。
どれだけダメージを受けても復活すれば5体満足であるため、リスクに見合うなら特攻も自爆技もやり放題。そのためマスターに対しては、殺害よりも金銭や資源を奪う方が与える不利益が大きかったりする。