概要
■■県■■市■■区で発生した常軌を逸した獣害を引き起こす生物群、『有害超獣』に関する報告書で、それに対応し続けた『区役所』と呼ばれる組織によってまとめられたものである。
しかし、その内容は断片的にしか知ることができず、大部分は閲覧者の想像によって補う形となっている。
イラストのクオリティはもちろんだがキャプション部分も秀逸であり、これによって世界観がより深く演出されており、コメント欄にもそれを意識した感想が寄せられている。
有害超獣
突如発生した『霧』の中から現れる謎の生物群『超獣』。その中でも、人類にとって有害なものを指して『有害超獣』と呼ばれている。その姿形は千差万別で種類ごとに独自の習性をもち、その危険度によっていくつかに区分されている。メイン画像に描かれている『ヘキトウ』は、最初に確認された有害超獣である。
超獣は霧状因子が活性化し周囲のものを取り込みながら結合することによって出現、活動の後に不活性化し消滅する。一度形を成した超獣は消滅した後も再びその形で出現し、たとえ破壊に成功しても霧へと返り再び出現するという流れを繰り返している。しかし、中には捕食などを繰り返すことで完全に実体化したものも確認されている。
区役所
超獣に対応する組織で、住民の避難誘導から超獣との戦闘まで幅広く活動している。響きは心許ないが、その実態は軍隊も目を見張るような装備を用いる武装組織である。
区役所には様々な部署があり、その中でも『警備課』は超獣を解析することで得た技術を用いた部署となっている。
区役所の他にも独自で超獣に対応している組織が存在し、区役所からの外部委託という形で協力をしている。