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アシボビュックの編集履歴

2020-10-16 20:47:39 バージョン

アシボビュック

あしぼびゅっく

アフリカ南部に棲む琥珀、もしくは竜涎香を生成する怪鳥。

概要

アシボビュックの他アシボブクとも呼ばれる。


アフリカ南部モザンビーク近くのユシック諸島に棲むといわれるほどの大きさの怪鳥で、無人島の岩礁で休憩をとる。

そのときに排泄された糞は日光で乾き、島の空気で清められた後に海に流れ、海岸に打ち上げられたものが美しい琥珀となるのだという。

欲深い者はこの鳥の棲む場所を探し出し、糞が出る瞬間にかすめ取ろうとするのだというが、それがうまくいったためしはないとされる。


その糞を魚が飲み込んで吐き出したものも琥珀になるが、重くて色が黒ずんだ質の低いものになりはてる。


この怪鳥については17世紀にJ.F.クロブによって書かれた『琥珀の歴史』に記述されており、

ロイス・ギュイオン著の『教訓』には、16世紀フランスの修道士トゥヴェの『宇宙誌』の記述として中近東およびギリシャ人、ユダヤ人の伝承であると紹介される。


この琥珀とはグアノ(鳥糞石)のことでは無いのかと考察されており、香りが良いとも伝承されることから琥珀ではなく、当時はどのようにできるのかが不明であった竜涎香(正体はクジラ結石で水に浮く)のことではないかという説もある。


関連タグ

幻獣 怪鳥 アフリカの妖怪

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