ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

概要編集

寝ているよだれ)が固まったものであるといわれる大理石のような模様を持つ蝋状の香で、7世紀頃からアラビアで用いられるようになったといわれており、エタノールに溶かしチンキとした高級香水として使用された。


中国では上記の竜が棲むボルネオの一島で採取されるといわれ、神経や心臓に効く貴重な漢方薬ともされた。日本では室町時代の書物に記録があるため、そのころに伝来したものであると考えられている。


アシボブク

アラビアではアシボビュックというアフリカ南部の諸島部に棲む怪鳥が日光と空気にさらされたものであると信じられており、その希少性から一攫千金を求めその鳥が棲む島に危険だと知りながら旅立つものが絶えなかったという。


フランス語でambre gris (アンブル・グリ 英語ではアンバーグリス)と呼び、これは「灰色琥珀」という意味であるため伝聞において本当の琥珀と誤解されることもあった。


実は・・・編集

その正体はマッコウクジラの腸内に生成される結石で、食べられたタコイカの嘴、魚骨などが後に排出するために固められたものであると考えられている。

体外に排出された結石は比重が軽いため、海に浮かんだ状態で日光と酸素による酸化によって生成され海岸に打ち上げられる。

そのため採取は偶然によるものとなり非常に高価であった。

砂漠を泳ぐ

しかし17世紀以降に商業捕鯨が始まるとその正体が知られるようになり、解体によってそれなりの量が採取されるようになったが、1986年以降は商業捕鯨が禁止されたために運頼りなものに戻っている。


現在では類似した香りの香料が合成され代用されている。

関連タグ編集

龍涎香:文化・創作での扱い

 お香 香水 マッコウクジラ

 /よだれ アシボビュック 

関連記事

親記事

お香 おこう

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 105617

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました