「まて!面白いゲームを考えた。明日園児のガキたちくるだろ。ただ殺すだけじゃなくて…」
「じゃあいらねぇこんな物!クビで上等!親も教師も見はなしたこいつらをだれが目を覚まさせるんだ!」(不良達を鉄拳制裁する際の両津の台詞)
「お…おそい…よ、もう…ハムちゃんたちは…一生懸命生きていたんだよ、それなのになんで…なんで!あんたたちも踏み潰されればいいんだ!!わあああん!」(犯人に対する檸檬の台詞)
『その日、初めてレモンは人前で大声で泣いた。犯人を捕らえても解決しない、わしにとってもいやな事件だった』(物語のラストを締め括る両津のモノローグ。この部分からだけでも、檸檬や両津達のやりようの無さから来る後味の悪さが伝わってくる)
概要
第123巻収録の「檸檬が泣いた日…」に登場した不良達。
同時に、該当エピソードは数あるこち亀の回の中でも後述する後味の悪さから屈指のトラウマエピソードとしても有名。
(主に主人公・両津により)シャレにならない被害もよく起きる本作だが、ギャグ漫画という事もありまだ笑い話で済まされる部分もある一方で、こちらのした事はたとえギャグ漫画であろうとも決して許されない最低最悪のクズ行為である。
実際、長い本作の中でも両津がここまで本気で激昂したシーンは殆ど無い。
彼らは近隣の学校を荒らしては金品を奪って回っており、ある時偶然檸檬が通う幼稚園に侵入した際、その前に「面白いことを思いついた」と檸檬や園児達が飼っていたハムスターを惨殺、金品を奪い逃走した(しかもこの時、殺されたハムスターのお腹の中には赤ちゃんが居た)。
翌日彼らの犯行と断定され、エスカレートする危険性があったためすぐに捜査が始まったものの、親も学校も既に彼らを見放しており、頑として警察には協力しようとしなかった。
その為両津が独自に捜査を行い、最終的には懲戒免職覚悟の鉄拳制裁を受け、そのまま両津に引きずり出される形で檸檬の元へ連れてこられて謝罪させられたが檸檬が許してくれるはずもなく、号泣されながら檸檬に「あんたたちも踏み潰されればいいんだ!!」と罵声を浴びせられる。
この時、檸檬の号泣する姿に犯人達はわずかにも自分達の行いに反省の色を見せているが、彼らが逮捕されたその後に関しては一切描かれていない。
…尤も、仮に彼らが更正を果たしたところで殺されたハムスター達が生き返る訳でも檸檬達の負った心の傷が完全に癒える訳でもなく、最終コマのモノローグにて両津も「犯人を捕らえても解決しない、わしにとってもいやな事件だった」と語っているなど、登場人物が誰も救われない後味の悪さが滲み出ている。
関連タグ
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ライフル銃の男・・・同類