パジェロ
ぱじぇろ
三菱自動車が生産販売するSUV。
概要
1982年に初代モデルがデビュー。
現行車は2006年からの4代目で、日本では2019年まで販売された。
初代はレンジローバーやジープ・チェロキーなどの海外のSUVから刺激を受けて開発されたものであり、「銀座もそのまま走れるジープ」というコンセプトであった。
発売当初は第2次オイルショック後の石油価格高騰の時代であり、燃費の悪さからそれほど売れなかった。
しかし1985年頃からは石油価格の下落で爆発的に売れ行きを伸ばし、結果としてバブル期のRV車ブームの火付け役となって社会現象化した。
その後RVブームが一段落し平成不況が長期化すると販売台数は減っていき、三菱自動車の業績悪化や道路運送車両法改正による新基準クリアの難しさが発生した事などもあって2019年に国内販売を終了。
また2021年6月までを目処に海外での生産販売も終了が決まり、約40年の歴史に幕が下ろされる事になる。
なお自衛隊向けの納品は継続すると見られる。
モータースポーツでは、競技仕様の「パジェロエボリューション」がダカール・ラリーの四輪車部門に出場。
2001年の第23回大会から2007年の第29回大会まで7連覇という圧倒的な強さを誇った。