概要
一人称は『ぼく』(断罪篇まで)または『私』(千年帝国の鷹篇以降)
下町のスラム街出身。少年期はミイラのように痩せ細った母親と二人暮らしで
貴族の落とし種である事を聞かされる一方、生き延びる為に盗みを働いていた。
浮浪児の集団に袋叩きにされ、行き倒れていた所をファルネーゼに拾われて従者となり、
以後は彼女のわがままに振り回されながらも、貴族社会で成長。
必要以上の恨みを買わぬ為に、勝てる決闘を引き分けに持ち込んだりと処世術にも長ける。
ファルネーゼの異母兄にあたるが、彼女はこの事実を知らず、
また権力争いの火種になる事を避けるため、ヴァンディミオン姓を名乗る事は許されなかった。
ファルネーゼが聖鉄鎖騎士団に就任すると同時に同団の紋章官に。
邪教徒狩り任務の中で母が捕らえられ、自らの手で火を放って引導を渡して以来、火がトラウマになる。
普段はひょうひょうとした態度で猫を被っているが、殺気を帯びるや表情が豹変する。
戦闘力は人並外れており、レイピアを高速、かつ変幻自在の軌道で巧みに扱う。
ガッツとの一騎打ちにおいては、それに加えハッタリをかけて心理的に追い詰めたり、
一度見ただけの炸裂弾をスリとって使うなど機転を効かせ、窮地に追い込んだ。
(ただ、セルピコもガッツの実力を認めた上での戦法を取っており、
互いが互いにとって『やりにくい相手』だとも言える)
聖地アルビオンでの模擬蝕の後、ファルネーゼと共に聖鉄鎖騎士団を離脱。ガッツ一行に加わる。
セルピコ自身は魔術師ではないが、シールケより風の呪物『シルフェの剣とフード』を受け取ってからは、
真空の刃・滑空飛行などの魔術特技を使いこなし、戦闘バリエーションをより多彩にしている。
PS2のゲーム『ベルセルク 千年帝国の鷹篇 聖魔戦記の章』での声優は水島大宙が担当。