ピクシブ百科事典は2024年5月28日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

辰石幸次の編集履歴

2020-10-27 01:48:12 バージョン

辰石幸次

たついしこうじ

辰石幸次とは『わたしの幸せな結婚』の登場人物である。

概要

辰石幸次とはわたしの幸せな結婚の登場人物である。

主人公・斎森美世の幼馴染み。


人物


辰石家の次男、美世と香耶の幼なじみ。

短い黒髪にそばかすの優しげな雰囲気の青年。

念動力(手を触れずに物を動かす)の異能を持つ。


誰にでも優しい性格で、斎森家での美世の扱いに度々抗議したりしていた。

だが父親の辰石実から「人様の家のことに口を出すな」と叱られてからは表だって美世を守る行動は出来なかったが、時折斎森家を訪れては何かと美世のことを気にかけていた。

そんな幸次の性格は美世から見て「彼は臆病だ。優しすぎるがゆえに」と評価されている。



小説版1巻


家の取り決めにより、斎森香耶の婚約者となる。

元々美世のことが好きだった幸次にとって、この婚約は不本意なものだった。

斎森家も辰石家も美世を道具のように見ていることを内心忌々しく思っている。

香耶のことも美世を虐げていたのを知っているので特に好意は抱いていない。それでも香耶との婚約を了承したのは、縁談相手に美世を選んだ場合に自尊心の高い香乃子・香耶母娘の矛先が美世に向いてしまうことを恐れ、誰よりも近くで見張ることが出来る斎森家次期当主の立場を選んだから。全ては美世のためだった。


ある日、香耶の買い物に付き添っていた幸次は、偶然美世と再会する。美世を貶す香耶を窘めるが効果は無かった。香耶の素行を咎める幸次に内心香耶は「気が利かない」「結婚を考え直したほうがいいかもしれない」と貶す。


後日、香耶から美世との婚約の交換を提案されるも拒絶した幸次だが(作中での時代の結婚は家同士の繋がりを強めるいう側面が強いため、婚約を決める当主の意向が無い限り当人の意思での婚約破棄等は出来ない。美世のことを好きな幸次が提案に乗らなかったのも「家長の許しがない」という作中の時代における一般常識からである)香耶が幸次の父に話をすると頑なだったため、不審に思った幸次は付いていく。そこで幸次の父と香耶との間で交わされる相談があまりにも美世の意思を無視したものであったこと、そして美世をわざと斎森家で孤立させるように仕向けた父親の非道に激怒、異能を暴走させるも(異能の訓練を熱心に行っていなかったので不完全なものだった)父親に押さえつけられ、実家に監禁されてしまう。幸次は自身の優柔不断さ、臆病さ、意気地のない自身の弱さを独り悔やむ。それでも美世を助けたい思いから兄・一志の手助けもあり、単身清霞の元を訪れ、美世が辰石家に攫われたことを伝えに行った。

美世を救出しに行く間、もし清霞が美世を見捨てたら(美世に安らぎを与える方法として)美世も殺して自身も死ぬつもりで考えていた。だが幸次の想像していた以上に清霞の怒りが凄まじく、異能者としても男としても格上であることを一連の騒動の中で思い知らされる。

清霞が美世を齋森家の蔵から救出した後、幸次も香乃子と香耶を連れ出す。美世が思い通りにならず激高する香耶を見て「こんな女をどうして助けなければならないのか」と苛つくが、美世の傷をこれ以上増やしたくない、美世の心の平穏を保ちたいという思いから母娘を強引に救出した。



斎森家での騒動が一段落した後、幸次は美世に何も出来なかった自分に対する後悔から旧都で異能者として修行することにしたことを伝える。修行の間も香耶との婚約は白紙にはならず、斎森家の次期当主の立場はそのままである。清霞曰く「今後の成長次第では、斎森家の再興もありうる」とのこと。このやり取りで美世への想いに彼なりの決着を付けた様子。



小説版2~4巻時点での幸次のその後の動向は不明。




この記事のカテゴリ

わたしの幸せな結婚 斎森美世 斎森香耶 辰石一志

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました

見出し単位で編集できるようになりました