ピクシブ百科事典は2023年6月13日付でプライバシーポリシーを改定しました。改訂履歴

目次 [非表示]

CV:八木侑紀(公式PV・朗読劇)、佐倉綾音(TVアニメ) / 演:髙石あかり

概要

わたしの幸せな結婚』の登場人物。

主人公・斎森美世の異母妹で、両親と共に姉を出来損ないとして見下し使用人同然にこき使っていたが、彼女から婚約者を奪ったことで後々自らを追い詰めていくことになる。


人物

斎森家当主・斎森真一とその後妻・斎森香乃子の娘として生まれ、美世とは異なる癖のある色素の薄い髪を持つ。年齢は19歳の美世の3歳下と語られているため、16歳頃だと思われる。

美世とは対照的に見鬼の才を持ち、器量も要領も良く、まさに令嬢といった雰囲気。

両親から溺愛されて育ったせいか、少々甘ったれで我が儘な性格。

落ちぶれてはいるが名家の令嬢として育ったせいか年齢の割に世間知らずな一面もある。


父・真一から仕込まれた術を使用することが出来る(小さな紙で式を作り、視覚を共有させる)が、女性で任務に関わることが無い為異能の訓練をあまり熱心には学んでいない。

久堂清霞曰く香耶の異能はさほど強力なものではないとされ、国の任務を果たせるような実力は無いと評されている(ただし、香耶が将来強力な異能を持った子を産むことがあれば再興の可能性はあるとのこと)


斎森家を継ぐために父親の意向で古くからの幼馴染みである辰石幸次と婚約。

その婚約自体が後述するように美世への嫌がらせの一つであるため、幸次に対して特に好意はなく幸次のことを「気が利かない」等と内心悪態をついている。



生い立ち

幼少期より母・香乃子から「あなたは決して、あれ(美世)と同じになってはいけないのよ」と繰り返し半ば呪いのように言い聞かされ、また如何に美世が無能であるか等を母親からわざわざ説明され、戒められた為、常に美世より上であるように求められ育つ。少々の失敗さえも許されない厳しい教育もあって「自分は美世より上にいて当然」と思っており、美世の持っているものは自分も持っていなければいけない、それ以上でなければいけないと考えている(その歪んだ思考故に好意を持っていない幸次との婚約を受け入れていると言える)


以上の経緯で姉である美世に対して態度こそ慇懃だが常に見下したような言動が多い。


作中での動向

美世を久堂家に嫁がせる名目で追い出した後、幸次と婚約するも、美世にした酷い仕打ちを内心許せないでいる幸次とはあまりうまくいっていないことに内心苛立つ。

そんな中、たまたま幸次と買い物に出かけた際、美世と偶然再会する。いつものように美世を貶すが、幸次に窘められ、更に後から合流したゆり江から美世は使用人の同僚ではなく旦那様の妻になる方、と紹介され内心驚く。後日異能を用いて美世の動向を探ると、追い出されるどころか婚約者から贈られたらしい仕立ての良い着物や小物を身に付け美しく変貌した美世を見て愕然とする。更に清霞と恋人のように仲睦まじく過ごしている様子が分かると(幸次とは上手くいってない自身との差を見せつけられてプライドを傷つけられたこともあり)美世への嫉妬と憎悪を募らせる。


一方で薄刃の血欲しさに、何としても美世を長男の嫁に迎えるために策を講じていた幸次の父・辰石実は、香耶の嫉妬心につけ込んで彼女を利用するようになる(斎森家の内情を得ようと自宅に招く等)。香耶もそれに乗る形で美世から清霞を奪うべく、幸次に美世と香耶の婚約者を交換する提案をし、更に父にかけ合うも、美世に興味のない真一は取り合うことなく、「家長(真一)の許しがないなら無理だ」として却下となる(この時、婚約者交換の件は久堂家に一切話を通していない)。

それでもこの策は手荒な形で強行される。実の手の者が強引に攫ってきた美世を斎森家の蔵に閉じ込め、実が清霞を足止めしている間に自分は母と共に二人掛かりで暴力に訴え、美世に清霞との婚約を破棄するよう迫る形で婚約者を取り換えようとした。(アニメ版6話では身動きが取れない美世に鋏で脅迫したり、抵抗し続ける美世に首を絞めるなどかなり恐ろしさが追加された。)


だが美世には悉く拒絶され、すんでのところで清霞が美世の救出に駆けつけたことで計画は破綻、怒り心頭の清霞に(前述の生い立ちにより形成されたその歪んだ価値観から)美世が如何に無能か、自身が如何に優れているか、そして美世より自分の方が久堂家の妻に相応しい女であることを必死に説くも、清霞には「傲慢な女」と一蹴され、自分の価値を全否定される形で突き放された。


清霞が去った後、実の愚挙によって火に包まれた斎森家で、自分の思い通りに行かないことに憤り、自棄になって幸次の助けを拒むも、幸次から「(散々自分を苦しめた)香耶たちなんかでも、死ねば美世が悲しみ、心に傷を負ってしまう」と押し切られ、母親と共に半ば強制的に幸次に連れ出された。



実家は火事で焼失、両親は地方の別邸へ移り業界から退くことで斎森家は事実上の没落となった。

香耶は両親には付いていかず「まだ若いから、少しは揉まれて世間を知った方がいい」という清霞の意向により、特別厳格と有名な家に奉公に出された。


(この時点で香耶と幸次の婚約は白紙になっておらず、幸次はまだ斎森家次期当主の立場となっている。清霞曰く「(幸次の)成長次第では、斎森家の再興もありうる」とのこと)



余談

(母親・香乃子の歪んだ教育のせいで)姉の美世に対して見下した言動を平気で取る等、可憐な見た目とは裏腹に性格には難ありまくりで登場時には読者も腹が立つ程の性悪娘だが、ストーリーを読み進めると彼女もまた家や両親の思惑に振り回された美世とは違う意味での気の毒な娘でもある。

香乃子は澄美への恨みから美世に辛く当たったが、香耶の場合は香乃子に引きずられる形で美世を貶していたので(幼い香耶が美世が一人掃除をするところを見て疑問に思った描写があることから)香耶が更正するとしたら実母との関係を見直すことが鍵となると思われる。

元々、清霞の婚約者となるのは香耶だったのではないかと清霞は推測していた。(小説版1巻)

上記の補足として、久堂家側は香耶の存在を知った後で斎森家のことを調べている。その際美世の存在も把握していた。縁談相手は美世か香耶、どちらとも解釈出来るように曖昧な表現で縁談を人伝に持ち込んだこと、そしてどちらがやってくるかはある意味賭けのようなものだったと小説版3巻の久堂正清の発言で明らかになっている。だが過去の経緯から、我儘な女性全般にうんざりしていた清霞と香耶の甘ったれで我儘な性格が合うとは思えない為もし香耶が清霞の元に来ることになった場合過去の婚約者同様三日と保たずに出戻りしていたと思われる。

甘やかすだけの両親や使用人達の元から香耶を強制的に引き離し、ひとりだけ特別厳格と有名な家に奉公に出した清霞の対処はある意味正しいと言えるだろう。

婚約者の幸次に対しては「気が利かない」等と内心悪態をついており、以前より幸次が美世に懸想していたことも察していた。幸次に対しては好意も尊敬の念もなく、また跡取り娘として斎森家の存続についても特に真剣に考えている様子もない。現状では二人の婚約は継続しているが、本当に二人が結婚するかどうかは現時点では明確にされていない。

「小説版1巻内では(美世が療養中に奉公先へ向かわされたこともあり)美世に対し謝罪も反省もすることは無かった。




関連タグ

わたしの幸せな結婚 斎森美世 斎森香乃子

令嬢 我儘 傲慢 性悪 自惚れ 井の中の蛙

毒親の被害者

関連記事

親記事

わたしの幸せな結婚 わたしのしあわせなけっこん

兄弟記事

pixivに投稿されたイラスト pixivでイラストを見る

pixivに投稿された小説 pixivで小説を見る

このタグがついたpixivの作品閲覧データ 総閲覧数: 263246

コメント

問題を報告

0/3000

編集可能な部分に問題がある場合について 記事本文などに問題がある場合、ご自身での調整をお願いいたします。
問題のある行動が繰り返される場合、対象ユーザーのプロフィールページ内の「問題を報告」からご連絡ください。

報告を送信しました