概要
ゆり江とはわたしの幸せな結婚の登場人物である。
プロフィール
人物
清霞が幼い頃から、彼の身の回りの世話をしている使用人。
物腰が柔らかく温厚な性格の老婦人で、昔の名残からか清霞を「坊ちゃん」と呼ぶ。
清霞の性格をよく理解しており、久堂家を訪れた美世には「本当は優しい方」と伝える。
清霞と美世の距離が縮まっていくのを側で見守っており、時に二人に助言をすることもある。
一方で見守るだけではなく、美世のやせ我慢に対して威圧を掛けて苦言を呈するなど、締めるところはきっちり締めることのできる人物。
美世が街中で再会した香耶が「どうせ美世が清霞と釣り合う訳が無い」と美世をなじっていたところ、見計らったように二人の前に登場して、同僚かと問う香耶に対し
「美世様は清霞様の妻になる方」とやんわりと否定し、美世を庇う(小説版1巻)。
後日、自分の不注意が原因で、斎森家と辰石家の手の者に美世を拐かされたことで狼狽するが、騒動が収束した後、傷を負いながらも生還した美世が目覚めた時には涙を流して喜んだ。(小説版1巻)
余談
アニメ版でゆり江役に起用された桑島は、自分が主催する朗読劇で度々老婆を演じているものの、アニメのレギュラーでの高齢女性役は今回が初めてのようで、本作で新しいチャレンジをしてみたいという想いで今回の役を引き受けたという。
主役の二人を立てる立ち回りと感情豊かな振る舞いから、元々人気の高いキャラクターであったが、アニメでは氏の表現力でそれらがより引き立ったことでハートを撃ち抜かれた視聴者が続出しており、「かわいいおばあちゃん」のポジションを確固たるものとしている。
数々のアニメ・ゲームや吹き替えでヒロインを始め、時として少年役など、作品によっては全く違う方向性のキャラクターを演じ分け、多くのファンを魅了してきた桑島の挑戦を見届けたい。