概要
小説『わたしの幸せな結婚』の登場人物。
中堅の貿易会社『鶴木貿易』を経営する鶴木家の御曹司。24歳。
痩身で癖のある栗色の髪を持つ青年で、実家での交渉に携わっており、知り合いを通して「交渉人」として久堂清霞の元へ派遣されてくる。
鶴木義浪の孫。
素性
鶴木新は表の世界での偽名で本名は薄刃新(うすば あらた)。
斎森美世の実母・斎森澄美の実家である薄刃家の人間で美世から見て母方の従兄にあたる。
新の父親は澄美の兄又は弟にあたる。
異能の訓練を受けるため親元を離れて祖父・義浪の元で育つ。
幻を操る異能を持ち、その実力は武器と異能で闘った清霞を倒す程。
厳しい薄刃家の掟に縛られ、自身の異能と立場の違いに幼い頃から苦しんできた。
その為「夢見」の異能を持つ美世を守ることを自身の使命と考え、彼女を清霞のもとから引き取ろうとするが、美世の「清霞を助けたい」という意思を尊重して身を引き、護衛を兼ねた異能の教育係として寄り添うことになる。