グレートマジンガー(冒険王版)
ぼうけんおうのぐれーとまじんがー
グレートマジンガー(冒険王版)とは、テレビ放送当時に今は亡き児童向けテレビ雑誌・冒険王に連載されていたコミカライズ版であった。作画は桜多吾作が担当だった。
概要
グレートマジンガー(冒険王版)とは、グレートマジンガーのテレビ放送当時、今は亡き児童向けテレビ雑誌・冒険王に連載されていたコミカライズである。作画担当は桜多吾作。桜多はマジンガーZのコミカライズ版は、これまた今は亡き月刊正念場をジャンプで連載していたが、本作からは秋田書店刊の冒険王へ移籍した。 原作アニメよりもハードで、ミケーネ帝国との戦いの中で利潤を上げようする人物や野望を果たさんとする人物等、裏側での陰謀劇、日本初の味方側戦闘ロボットの量産等、掘り下げたもあり、後々のリアルロボットアニメにも影響を与えた。
原作アニメとの違い
- 原作アニメと違い、剣鉄也は非情な戦闘プロフェッショナルとして描かれており、有事が起きるとその非情さが現れ、生き延びる為には手段を選ばない行動を起こす。そして、孤児故のコンプレックスが最終的に彼の運命を決めてしまう。
- キーパーソン的な組織として新住日重工が登場し、ミケーネ帝国との戦争を利用して利益を挙げようとする行動は後のガンダムシリーズに登場するアナハイムエレクトロニクスを連想し、非合法的な手段で超合金ニューZとグレートマジンガーの設計図を入手し、前者はミケーネ帝国に売り渡し、後者はグレートマジンガーの量産へとダブルスタンダードを取る。 そして、これ等の行動は疲弊した日本経済を立て直す為だった事が後に判明する。
別名・表記ゆれ
桜多吾作版グレートマジンガー