ソビエト初のマッハ2級戦闘機
MiG-21は『高度2万メートルで最大マッハ2』との要求の元に計画された。開発は1953年。
同時期にスホーイはSu-7、ヤコブレフはYak-140のような超音速戦闘機の開発が命じられている事から、アメリカに遅れをとるまいと次々と超音速戦闘機の開発に取り掛かった事がうかがえる。
前線戦闘機とは
ソビエトで戦闘機を運用しているのは空軍と防空軍である。
空軍は戦場空軍とも呼ばれ、それぞれの役割は
空軍(戦場空軍):前線の防空、地上軍の支援
防空軍;ソビエト領土の防空
という風に、明確に分かれている。
サッカーのポジジョンで言えば空軍はフォワード、防空軍はディフェンダーにあたるだろう。
MiG-21はこの中でも前線戦闘機として開発された。