概要
警察用拳銃として開発されたワルサーPPを私服刑事向けに小型化したもの。名称のKはもともと「刑事 (用)」を意味するクリミナールkriminalの頭文字だが、一般には「短い」を意味するクルツkurzの頭文字だと解釈されることも多い。
戦後の製造規制からしばらくはフランスのマニューリン社で製造され、規制解除後もしばらくは製造はマニューリン、組み立てはワルサー社で行われた。
使用者
第二次世界大戦時はあのヒトラーも、愛銃として使用しており、ドイツ警察(ゲシュタポ)や軍将校、国家社会主義ドイツ労働者党(ナチス)で制式拳銃とされる。
アメリカでの小型拳銃の規制対策としてPPのフレームを使用して大型化した輸出用のPPK/Sが作られ、ドイツ国内でも同仕様のPPK/Eが作られた。マガジンはPPの物を使用する。
冷戦時代はあの英国諜報部員が使用した。