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ワルサーPP(Walther PP)は、ドイツカール・ワルサー社が1929年に開発した警察向けオートマチックピストル

日本では銀幕での活躍からか、派生型のPPKの方が有名かも。

概要

現在ではごく一般的に見られる手法で、合理的に纏められた設計の中型オートマチックピストルである。

ただ、この銃は1929年に開発されたもので、当時としては先進的な設計の銃であった。

現在もPPと派生型のPPK、或いは同様の設計の他社製の銃が非常に多く売られている事を鑑みると90年近く前の設計ながら基礎設計が優秀だったことが窺える。

撃発機構はダブルアクションで、当時のオートマチックピストルとしては非常に先進的であった。

セーフティレバーはスライドに備わっており、下に下げてON。

作動方式は、リコイルスプリングとスライドの慣性で薬室を閉鎖するストレートブローバックである。

また、薬室の弾の有無を知らせるシグナルピンが備わっており、薬室に弾が入っている場合はリアサイトの下にピンが突き出て射手に知らせるようになっていた。

使用弾薬はリムファイア式22口径(.22LR)と、センターファイア式25口径(.25ACP) 32口径(.32ACP)、38口径(.380ACP)。他にドイツ民主共和国で9mmマカロフ弾仕様が作られた。

ユーザー

当初計画されていた警察向け以外にも、ドイツ軍、準軍事組織などで広く使用されたほか、国家社会主義ドイツ労働者党の制式拳銃として採用された。

民間向けでもセールスは概ね好調で、現在でも派生型のPPK共々生産が続けられている。

イギリスでは.32ACPのPPをL47A1として空軍MI6で採用、陸軍のアルスター防衛連隊の非番時の携行火器として.22LRモデルをL66A1として採用している。

関連項目

PPK マカロフPM P230

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