概要
1977年に開発した小型拳銃。携帯性を重視し.380ACP弾を使用する。
バリエーションとしてアメリカ向けの9mmx18弾を使うモデルもある。
当初、西ドイツ警察の向けに作ったが使用弾が9mmx19弾に変更された問題からトライアルを外れ、その後は民間市場向け製品としてSIGが販売している。
西ドイツでは採用こそされなかったものの、他国の公的機関では採用されている。
シルバーモデルはP230SLという名称になる。
1996年に製造終了、1997年にマイナーチェンジ版のP232が登場したことでカタログからは完全に消えることとなった。
スイスで製造はされておらず、ドイツのザウアー&ゾーン社で製造されている。
日本ではマニュアルセーフティやランヤードリング(釣り紐取付金具)が追加された.32ACP使用モデルが1997年から警察の一部に支給されており、警備部のSP等が使用することで有名。
民間市場に出回った際に俗称として「P230JP」と呼ばれ、エアソフトガンでもこの名称が使用されている。
- ワルサーPPK、ベレッタ92F、H&K P7、グロック17、SIG P230、ミネベアの新型小型拳銃、と操作性やサイズの差等を考えていないと思えるほど候補がおかしい。
- 9mmx19弾では過剰威力として非力な弾の銃を選定。
- マニュアルセーフティはハンマーが起きた状態ではセーフティをかける事は出来ず、デコッキング操作によりハンマーを倒した後に作動させる必要がある。
- セーフティレバーは上げて解除と一般的な拳銃と逆。
- 地域課の警察官(所謂制服のおまわりさん)は国家公安委員会規則において自動拳銃の携帯時には指示があるまで薬室は空にするようになっており、装填状態でデコッキングからのセーフティオンにする機会は皆無でマニュアルセーフティもデコッキングも意味がない。
- 当初配備予定であった警備部は装填状態で携行するので上記の機構は意味はあるものの、非力な.32ACP弾を使用し操作性最悪なP230では不足。
- 改良型が出る予定で製造終了しているのにわざわざ旧型をベースとする。
- 同時期に地域課向けにS&Wモデル37エアウェイトも発注
と日本の警察の迷走っぷりを現した銃とも言われている。
先にP220のライセンス製造をしていたこともあって実績のあるSIGの銃を選ぶ、というのは問題ないが、他はフォローのしようがない。
なお、ライセンス製造ではなくドイツ(西ドイツ)で製造がされている。
2001年には少数ではあるが97年に製造されたまま未出荷のままであった少数のP230JPが欧州の民間市場に出回っている。
2016年には配備が終了しており、以降は地域課の警察官はM37やM360といったリボルバーへと順次交代してゆき、警備部は既にP2000やグロックといった中型の自動拳銃となっている。
エアソフトガンは原形のP230及びP232をモデルアップしたKSCが再現したモデルを発売。