概要
「MKMS」はMaschinenkarabiner für Militär, Hülsenauswurf seitlich(軍用自動カービン側面排莢型)の略。
SIGは1920年からベルグマン社(ドイツ)のMP18をライセンス生産していたが、1927年にライセンスが失効したためサブマシンガンを独自設計する事になった。
1930年のMKMO/MKPOを経て、1937年に簡素化を図ったMKMS/MKPSが発表された。
当時のスイス軍はサブマシンガンの必要性に気づいていなかったため、主に輸出を目的としていたが売り上げは振るわず、製造数は4種類合わせて1,228挺だった。バチカンのスイス衛兵やフィンランド軍によって使用された。スイス警察でも採用されたものの調達数は60挺であった。
1940年に製造終了。
仕様
弾薬 | 7.63mmモーゼル弾、7.65mmパラベラム弾、9mmパラベラム弾 |
装弾数 | 40発/30発(箱型弾倉) |
作動方式 | シンプルブローバック、オープンボルト |
全長 | 1025mm |
重量 | 3900g |
発射速度 | 800発/分 |
有効射程 | 200m |