概要
かつて銃器を製造していたドイツの企業、テオドール・ベルグマン社の事(ドイツ語の読みは「ベルクマン」)。
ルイス・シュマイザー、フーゴ・シュマイザー(英語読みでヒューゴ・シュマイザー)のシュマイザー親子がエンジニアとして籍を置いた。
最初期の自動拳銃であるベルグマンM1896や、サブマシンガンのMP18の開発で知られる。
現在はプラスチックの製造を行っている。
沿革
1893年
テオドール・ベルクマン(1850年5月21日~1931年3月23日)がガゲナウ(ドイツ)で起業し、自動拳銃M1893を設計。
当初は自転車や自動車を開発していたが、次第に銃器の製造が中心となる。
1896年
ルイス・シュマイザーが自動拳銃M1896(マーズ・ピストル)を設計。
1903年
マーズ・ピストルがスペイン軍にM1903として採用された。
1905年
ルイス・シュマイザーが退社(ラインメタル社へ移籍)。
1910年
テオドール・ベルクマンは自動車事業をカール・ベンツに売却し、退社。
マーズ・ピストルがデンマーク軍にM1910として採用された。
1916年
MG15nA機関銃(ラインメタル社のMG15とは別物)がドイツ軍に採用された。
1918年
フーゴ・シュマイザーが短機関銃MP18を開発しドイツ軍に採用された。
1919年
フーゴ・シュマイザーが退社(ヘネル社へ移籍)。
1922年
ベルグマン社はグノースAGに買収された。
1932年
テオドールの息子のエミール・ベルクマンが短機関銃MP32を設計。
1935年
MP32を改良したMP34を単純化したMP35がドイツ軍に採用された。
1939年
エミール・ベルクマンが退社。会社はテオドール・ベルクマンKGとなった。