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Margikarmanの編集履歴

2020/11/11 21:15:08 版

編集内容:ネタバレ追記 さらに核心に触れるような内容用のリンクも設置

Margikarman

まーじかるまん

2013年3月にFreemで公開された異界と学園のADV型現代RPG(フリーゲーム)及びそれを原作としては発売された小説。 初期はこのタイトルだったが、完全版より『Margikarman ItoA』となっている。

ゲーム概要

ゆうやけ氏がトータルデザインを手掛けたフリーゲーム。

キャラクターデザインは『勇者が死んだ!』の作者である漫画家・スバルイチ氏。

現代日本の小さな町『東雲市』と死後の世界『狭間の世界』を舞台に2つの世界を行き来しながら、主人公・硲幸丞が残された猶予の中で自らの死の真相と未練を果たすために仲間とともに深淵を歩んでいく。

ゲームシステム

RPGツクールVX Ace製でプレイにはVX Ace RTPのダウンロードが必要。

小説発売記念としてRPGツクールMVに移植し、内容を追加したバージョンも存在したがMVのAnd App対応終了とともにそちらの配信も終了している。

HPは『猶予』という概念として存在しており、ニューゲーム当初からかなり高めに設定されてるが基本的に回復手段は僅かにしか回復しないアイテムのみ。レベルが上がっても上昇はしないし回復スポットも存在しない。

そんな状況で手持ちの猶予があるうちに生前の未練を果たして進んでいくというのがゲームの基本となる。

ストーリー

東雲市にある東雲高校に通う高校2年生を修了したばかりの高校生・硲幸丞は友人達とともに春なのにもかかわらずセミの鳴き声が聞こえてくるという、地元にある東雲山の心霊スポットを訪れていた。

噂通りに鳴り響くセミの鳴き声。それと同時に頭に声が鳴り響く。

「やっと・・・聞こえたんだね」

不審に思った幸丞が道を引き返すと、目の前に広がるのは不思議な通路だった。

そこで幸丞は堕ちた死者・ダーストに襲われるが、間一髪のところで女死神によって救われる。

だが、彼を待っていたのは無慈悲な宣告だった。

「お悔やみ申し上げます・・・。

大変残念なことですが・・・

硲様はすでに亡くなられています。」

登場キャラクター

パーティキャラクター

  • 硲 幸丞(はざま こうすけ)(メイン画像右)

東雲高校在学中の高校2年生を修了して春休みを迎えたばかりの高校生。享年17。黒髪。

部活は水泳部に所属し、エースだった。趣味はバンドと写真。

所属する4人組バンド・シノノメンではギターを担当している。

カメラはもはやヲタクの領域で語り出すと止まらない。

家族構成は両親と姉、犬。

物語が進んでも特殊なチカラを得ることはないが、実は・・・。

なおわりとスケベ。『幸スケベ』なるあだ名まで頂戴している。

固有スキル名は水泳用語とカメラ用語の組み合わせ。

  • 橘 葵生(たちばな あおい)

ミルクブラウンの髪色をした境界人の少女で幸丞のバンド仲間・悠生の妹。享年8。

幸丞が境界人になってから最初に仲間となる。交通事故により即死した。

気遣いのできる優しい少女だが、純真ゆえに辛い質問をしてくることも。

動物が大好きで飼い猫・エーシスとは大の仲良し。見ただけで細かい種類を当てられる。

物語が進むと現世にいる動物と普通に会話ができるようになる。(ただし人間は除く)

固有スキル名は本人曰く「なんとなく」決めたそうだ。

  • 神 蔵之助(じん くらのすけ)

お調子者で大人げないオトナの境界人。髪色は赤色。享年27(本人曰く「永遠のトゥエンティーセブン」)。

放火魔による自宅の火災が原因で亡くなって以降、40年もの間その怒りで暗闇を彷徨っていた。なので猶予はぶっちぎりで低い

生前は研究業に就いて『業の研究』をしていた。なので勉強は全て得意(本人談)。

かなりの好きで、それは彼の深淵や固有スキル名にも表れている。

家族構成は妻と娘。娘・ミナコは蔵之助が亡くなった当時は小学生だったが・・・。

物語が進むと現世の物に触れるようになる。ちなみに技名は『ゴーストタッチ』で、しかも使用時にいちいち叫ぶ

なおかなりのスケベで、作中では生者には姿が見えないことをいいことにあんなことこんなことを実行しようとしている(前者は愛海により未遂に終わる)。

そのため幸丞同様『蔵之スケベ』なるあだ名をラスターからつけられる羽目に。

  • 咲良 愛海(さくら まなみ)

2年前にARSにより死去した幸丞の幼馴染の少女。享年16。

中学時代はバレー部に所属していたが、病気によりやめている。

ポジションはリベロだが、サーブが得意。

生前は黒髪だったが、境界人になってからは青髪に変化している。

人気の少ない臥待岬がお気に入り。

病気になって以降、車椅子生活を送っていた反動でやり残したことに対する思いが強い。

ちなみに凄まじいレベルのゲーマー

彼女のチカラは強く、知人になら憑依することができる。

固有スキル名は幸丞の真似をして好きなものを組み合わせた。

パーティキャラクターの家族、知り合い

硲家

  • 硲 美奈子(はざま みなこ)、硲 幸博(はざま ゆきひろ)

幸丞の両親。美奈子の旧姓は中盤のネタバレにかかわるのでこの項では伏せる。

  • 硲 美尋(はざま みひろ)

幸丞の姉で女子大生。ラスター内のカーストでは女神扱いされている。

  • ラスター(メイン画像の犬)

硲家の飼い犬。オス。幸丞、蔵之助をスケベ呼ばわりした元凶。彼曰く、2人からは同じ匂いがするらしい(ネタバレを考慮すれば当然でもある)。だが、彼自身も女の子大好きなスケベ。なので蔵之助からは『ウンコ』呼ばわりされている。

フード派。

橘家

  • 橘 悠生(たちばな ゆうき)

葵生の兄で幸丞、愛海の幼馴染。幸丞のバンド・シノノメンのボーカリスト。

葵生のわがままをろくに聞いてやることができないまま彼女と死別してしまった後悔から、葵生が仲間達の力を借りて協力を求めてきた時は積極的に協力してくれる。

  • エーシス

橘家の飼い猫。葵生とは大の仲良しで独りぼっちで留守番をすることが多かった葵生のお姉さん代わりをしていた。事故をきっかけに橘家から失踪するが、葵生の説得や悠生の協力を得て橘家に戻ってくる。

蔵之助の知り合い

  • 神 美帆子(じん みほこ)

蔵之助の妻。蔵之助の死後は女手一つで娘を育て上げ、毎年彼岸になると蔵之助が生前お気に入りだったお酒をお墓に供える。一度は悪意のある境界人によって生命の危機に瀕するが、蔵之助たちの活躍により救出される。

  • 藤代 俊明(ふじしろ としあき)

万代町商店街にある藤代酒屋商店の店主。蔵之助とは旧友で40年前の悲劇を知る1人。事件解決後、蔵之助はゴーストタッチのトレーニングも兼ねてこっそりとお店の手伝いをすることになる。

愛海の知り合い

※愛海の家族は彼女の死後、引っ越していったので登場はしない。

  • 伊織 圭(いおり けい)

東雲高校に通う高校3年生。茶道部所属の名家の一人娘だが、物語開始早々に父親を失う。

愛海とは中学生の頃からの仲。

  • 三田 加奈子(みた かなこ)

東雲高校に通う高校3年生。バレー部所属の眼鏡っ娘。後輩から気にかけられている。

シノノメンのメンバー

  • 幸田 太一(こうだ たいち)

シノノメンのドラマーで東雲高校3年生。勉強はちょっと苦手。葵生からは『コーダ』と呼ばれている。

  • 本郷 徹(ほんごう とおる)

シノノメンのベーシストで東雲高校3年生。勉強は学年トップクラス。葵生からは『ホンゴー』と呼ばれている。

冷静沈着で、たとえ生者の身ではふつうあり得ない現象に巻き込まれようとも崩れない。

その他

  • 川越 孝正(かわごえ たかまさ)

東雲高校の教師で、本来であれば幸丞が所属するはずだったクラスの担任の先生。

最近白髪が進んでいる。

時々何かに気付いているような節があるが・・・。

  • 峰岸 明子(みねぎし あきこ)

幸丞の小学校時代の恩師で白髪の境界人。登場時点でほぼ成仏寸前だった。

MV版や小説版では出番が追加されており、葵生の救出に向かおうとする幸丞に最後の授業を行った。

  • ガタイのいいおっさん

禿げ頭の境界人。現世に戻って己と向き合うことを諦めている。

物語にかかわる重大な事件を起こしており、それに関して悔いている。

  • 花子さん(はなこ)と貞子さん(さだこ)

東雲高校の女子トイレに住んでいる境界人。

花子さんは誰かに説得され続けているツンデレ少女。

貞子さんは情報通なお姉さん。

  • マール

狭間の世界の門番。

語尾に『シ』をつけるが、たまにキャラを忘れて凄みのある口調で話す。

  • マジカルマの店主

夜の商店街で境界人を相手に商売をしているファンキーないでたちの境界人の商人。夜の現世に降り立てるようになると会えるようになる。

  • ニワトリのような鳩

文字通り、見た目から鳴き声までほぼニワトリのような鳩。鳩なのにエーシスとは友達とは本人の弁。

越境の四者

いわゆる四天王ポジション。特に強い執着心を持っており、強力なチカラで現世に干渉したり境界人の猶予を奪うことができる。

  • 善なる怨者(ぜんなるおんじゃ)

最初に戦うことになる越境の四者。

何らかの理由で植物人間となった男。自らの意思に反して提供されてしまった彼の臓器をレシピエント達から『奪い返そう』としていた。

  • 歪みを貫く者(ゆがみをつらぬくもの)

2番目に戦うことになる越境の四者。

生前から『芸術』と称して死刑相当の犯罪を行っていた男で、40年前に自ら焼け死んで境界人となってからもチカラを悪用して『芸術活動』を続けていた。

被害者からは『死んでも許さん』というレベルで恨まれている。

  • 女死神/捨て去りし者(めしにがみ/すてさりしもの)

幸丞が狭間の世界で襲われた際に救援した女性で、3番目に戦うことになる越境の四者。境界人のことを名字+様呼びで呼んでいる。

幸丞は正体を察するまで彼女のことを『女神様』と呼んでいる。

生そのものに執着しており、生者に深く嫉妬している。

  • 囚われし者(とらわれしもの)

最後に戦う越境の四者。異名の通り何かに囚われており、彼の深淵は現世に存在している。

呼称表

が/に幸丞葵生蔵之助愛海
硲幸丞葵生ちゃん蔵助さん/祖父ちゃん愛海
橘葵生ハザマ/あにきあおいぞうさんマナミちゃん
神蔵之助硲少年/幸之丞ミカンちゃんサクラちゃん
咲良愛海コースケ葵ちゃん助さん

小説版

2017年3月31日に小説版がエンターブレインより発売されている。

関連タグ

フリーゲーム

ネタバレにつき隔離された人物

  • 硲 永介(はざま えいすけ)

本編開始5年前に水難事故で亡くなった幸丞の双子の弟。

泳ぎは幸丞よりもうまく、死因となった事故も幸丞と泳ぎの勝負(永介による一方的な挑発)の最中の出来事だった。

存在そのものは序盤から彼を知る人物達により語られていたが、季節が夏になった頃に本格的に登場し、夏の終わり頃に表向きには行方不明だった幸丞の身体に憑依した状態で幸丞達や硲家の面々の目の前に現れる。

彼の魂は2つに割れてしまっており、1つは残滓として幸丞の中にある。

あらすじの太字の台詞も彼によるもの。

だがもう1つは・・・。

※裏ボス~真章に関しての追記はこちらにお願いします

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