概要
謎の組織・ゼクスシンジケートの幹部であるセルゲイ専用のカスタムロボ。
コマンダーであるセルゲイの見た目に合わせ、白色と紺色のカラーリング、切り傷のような黄色のディテールが施された大柄な体格で、顔もセルゲイと同じく左目だけが確認できる。
ちなみに名前は、風を司る天使「ルヒエル(Ruhiel)」に由来する。
ストーリー後半にセルゲイが味方になる為、違法ロボでありながら主人公サイドと共闘する機会があるという、シリーズでも珍しいポジションの機体。
ゼクス幹部のカスタムロボは全て違法パーツで構成されており、ルヒエルは飛行形態に変形出来るライトニングスカイヤー型がベースとなっている。
ライトニングスカイヤーの短所だった地上での移動速度が向上。ジャンプ力も高くなり、空中ダッシュの移動距離・旋回力も向上している。
アタックは飛行形態に変形しながら、斜め前方に大ジャンプしそのまま飛んでいく。
専用パーツ
ルヒエルの専用パーツは、翼を持つ幻獣や生き物に由来する。
ガルーダガン
鳥型の弾を発射または設置するイーグルガンをベースにした違法パーツ。
弾数が2発に増加し、地上撃ちは1発が山なりに飛び壁越しに攻撃できるようになり、空中撃ちは弾を2発ずつ設置することでより強力な時間差攻撃を可能としている。
ワイバーンボム
スタンダードボムXをベースにした違法パーツ。
X型に分類されるボム&ポッドは敵を大きく吹き飛ばす効果があり、その吹き飛ばす力が大幅に強化されている。
グリフォンポッド
蜘蛛型の弾を設置するスパイダーポッドGをベースにした違法パーツ。
敵接近時の動きが速くなりホーミング力も向上している。
レイブンレッグ
空中ダッシュの速度を強化するブースターレッグをベースにしたパーツ。
多段ジャンプの高度も強化される。
余談
セルゲイはポリス隊(シリーズ中の警察組織)に戻った後もルヒエルを使い続けておりこの機体が法的にどういった扱いになっているのかは不明。
他シリーズではポリス隊が使用するロボは対犯罪者用に性能が強化されているという設定がある。
また『V2』ではデチューンを施し安全性を確保した状態でプレイヤーとエキシビションマッチを行った違法ロボがあり、ルヒエルもそういった公的な場で使用できるような調整を施されたのだろうか…?