概要
本項では、主に銀河鉄道999シリーズの旧劇場版第2作『さよなら銀河鉄道999』に出てきたものを主に解説する。
『さよなら銀河鉄道999』の幽霊列車
銀河鉄道の空間軌道を走る謎の列車。999の車掌さんもその正体を知らない。
ただオカルト的な存在ではなく、現実に確実に存在する列車。黒騎士ファウストの支配下にある銀河鉄道の軌道を通って星々を回り、最終的に機械化帝国の首都・惑星大アンドロメダへと向かう。
機関車はユニオン・パシフィック鉄道のマレー式機関車チャレンジャーをモデルとしているが、ボイラ外部から炭水車にかけて凹凸の少ないカバーに覆われてのっぺりしている。一方、前頭部には強力なライトを搭載し、重力波を伴う汽笛と共に周囲を威圧するようにしながら走行する。
旅客列車ではなく貨物列車で、機関車の推力は銀河鉄道最速の999の倍となっている。ただし、速度は999と同一。
劇中では999を強引に退かしているが、この時999は黄信号を受けて減速していた。
自己防御のため、走行中は振動波を纏っており、999を追い抜くときはその窓ガラスにヒビを入れてしまった。
また黒騎士ファウストの船や第1作の終着駅の戦闘衛星に搭載されているものと同じ(惑星大アンドロメダのそれはガトリングビーム砲に改良されている)ビーム砲を搭載している。
この先ネタバレ注意
この列車は、惑星大アンドロメダで製造される機械化人用のエネルギーカプセルの原料である、捕獲された生身の人間を輸送するためのもの。
惑星ラーメタルで鉄郎と戦友となったミャウダーは鉄郎と別れた後、虜となってこの列車に乗せられ、惑星大アンドロメダの「命の火を抜き取る工場」で命の火を抜かれ絶命する。