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デイヴィット・ブルーブックの編集履歴

2020-12-11 02:55:40 バージョン

デイヴィット・ブルーブック

でいびっとぶるーぶっく

デイヴィッド・ブルーブックとは、スマホアプリゲーム「Fate/GrandOrder」の登場人物である。

2019年12月時点における、第2部最新のネタバレ有のため閲覧時は注意。







概要

スマホアプリゲーム「Fate/GrandOrder」の第二部から登場する人物。


第二部プロローグ直後から始まった異星生命体の侵略による攻撃から僅かに生き残った人間の一人。


何の前触れなく始まった人類の破滅に「何故」という疑問を抱き、一人この災厄が起こった真相を知るために白紙化した地球を渡り歩く片道切符の旅に出た。

カルデア襲撃から逃れた主人公たちが虚数空間に潜っていた三か月間、地球に何が起こっていたかが、彼のボイスレコーダーに録音された独白という形で、彼の視点からプレイヤーへ明かされていく、と当初は思われていたが…詳しくは疑問の項にて。


彼は、生まれてから今まで見たものを明確に思い出せるという、いわば思い出を絶対に失わない「超記憶症候群(ハイパーサイメシア)」という特性を持っている。

若い頃はこの特性に振り回された結果、人を嫌った時期もあり、都市での生活よりも後に山間部で静かに暮らしていた時期が長かった。


都市での生活は成人するまでと言い、それが人生の三分の一という長さから、逆算して年齢は少なくとも60歳前後のようだ。


なにもかも明確に思い出せるからこそ、この現状に対する疑問を強く持ったと自覚している様子。

彼の最終目的地は白紙化を唯一免れたという場所、アメリカネバダ州のエリア51である。


旧式の自動二輪と上述したボイスレコーダーを所持している。

自動二輪には燃料は殆ど残されていないようだが、白紙化された地球には夜が来ない事を利用し、太陽光発電装置を用いて動力を賄っている模様。

少なくとも、無補給でオーストラリアから北米に向かうことができるだけの備えはあるようだ。(ルートは不明)


今のところ主人公達カルデアと接触してはいないが、彼の残したと思われる日記を白紙化を免れた建物=残留物から発見、回収している。その日記を見たシオンはそれに書かれた文字がインク印刷ではない感熱印刷と見抜き、発電施設も無しに書かれたこれに疑問を抱く。


また内容こそ同じようだが、地理としても矛盾しており、カルデアが日記を見つけたのはロシアから北欧までの直線距離の途中。ブルーブックのルートはオーストラリアから北米大陸のため、彼とカルデアの移動ルートが交わり、残された軌跡が発見される事は有り得ないのである。


カルデアによる異聞帯との戦いを、消失した異聞帯のある方角の空の変化で認識し、彼らが北米に立ち寄る事を祈りながらエリア51にようやく到着。

そこから2016年に地球に飛来した宇宙人の研究が行われた事を知り、その残酷な内容が侵略の原因である事を確信するが、「本当にそんな理由で?」と言う疑問も同時に抱く。


施設内を調べ、奥深くへと向かうにつれて、そこは違う法則に満ちていた。それは南米に眠る極限の単独種の外皮と同じ硬く、柔らかく、温かく、冷たいという地球の法則ではありえない材質の通路に切り替わっていた。

そしてその通路の果てにたどりついた1つの地下室で、「枯れ木の様な何か」を目撃した彼は衰弱死するよりも前に、デイヴィットを待っていたと語る、左利きで銃を持った赤黒い影の形をした何かに銃殺された。


疑問

プレイヤー視点の語り手じみた存在だが物語が進むにつれ、彼の体験と実際に起こったことにはズレが生じている。

異聞帯との戦いの最前線に立つこととなったカルデアが空想樹の種子の落着を目にしたのは2017年12月31日。対してブルーブックが空想樹の樹枝の天幕を目撃したのは2018年1月1日である。


ブルーブックはオーストラリアから北米大陸までをバイクで旅している中で、ロシア、北欧、中国、インドの方面の空模様が変わったことに気がついているが、これは普通ではあり得ない。彼が超記憶症候群によって忘れることができない特性を持つとはいえ、平均的な人間が地平線・水平線を観測できるのは約4.7kmである。地平線の上の空模様込みだとしてもそこまで見ることはできない。


シオンが観測したことによれば、地球の白紙化は2017年12月31日当日一晩のうちに行われたのに対し、ブルーブックが白紙化を体験したのは1月1日から3ヶ月かけて行われた虐殺である。

また、ブルーブックが発見したエリア51で行われた人間の所業というものは人理焼却という渦中にあった2016年では決してあり得ない出来事である。


そしてキリシュタリアが行った観測によれば、空想樹の種子の落着の前に地球の白紙化が行われたことを観測している。この観測からもブルーブックの体験した3ヶ月に及ぶ虐殺とは矛盾している。

キリシュタリアの観測の記録では、地球の白紙化はブルーブックが殺害されたエリア51から始まっている。キリシュタリアの観測の白紙化はエリア51から、ブルーブックの見た白紙化はエリア51以外からというように関係性が逆転している。


また、ブルーブックの感想を見ていると住んでいる時代が同じなのか疑わしい部分がいくつか見られる。


具体的には以下の通り。

  • 上記には1月1日から3か月に渡って虐殺された場面では新年最初の日と言われているが何年かについては言及されていない。場面からして2018年のようにも見えるがそう言及された場面は存在しないため全く違う年の可能性も存在する。
  • 彼がエリア51の状況を語った際に飛行艇という言葉が出たが、詳細はリンク先で確認できるが、飛行艇は「船舶の機能を備えた飛行機」であり、湖や川のないエリア51周辺で使用するとは思えない装備であり、旧式とも呼べる機体があるのは不自然である。
  • 最後にたどり着いた手術室では、当時の最新技術が使われているという話ではあったが、ブルーブックから見ると「この上なくレトロ」と評される代物であった。
  • ブルーブックは長く山間部に住んでおり使っているバイクも旧式だが、無補給でオーストラリアから北米に移動できるという、古いどころか現代でも存在するか疑わしいくらいの高性能である。少なくとも太陽光発電の補助が殆どで、燃料が殆どないと明言されているにも関わらずである。
  • また、バイクでの移動を考えると持てる食料の量もそこまで多いと思えないため、活動できる時間はそこまで長くないと思われるが、ブルーブックはギリギリとはいえ無事辿り着いた。

外見

今のところはキャラクターの立ち絵が無いため不明である。


余談

クリプターの一人であるデイビット・ゼム・ヴォイドと名前が似ているが関連が有るかは現時点では不明。

偶然かもしれないが、彼が銃殺された直後におけるクリプターの会議では、名前が似ているクリプターのデイビットはなぜか欠席していた。

また、デイビットの出身地はアメリカのネバダ州、彼が銃殺されたエリア51と同じ地区なのがさらに疑念を呼んでいる。


名字の「ブルーブック」は表紙の青い本、そこから転じて「青書(=議会、政府の報告書)」「紳士録(=存命の著名人について詳細に記された名簿)」などを意味する。また、1952年から1969年にかけてアメリカ空軍が行った未確認飛行物体調査「ブルーブック計画」も意識されているのかもしれない。

TYPE-MOON関連の用語としては「月姫読本(通称:青本)」との関連も指摘されている。この青本には鋼の大地の1エピソード「Notes.」が掲載されていることで有名。


また、『Fate/strangefake』の聖杯戦争で戦場となる「スノーフィールド」もアメリカネバダ州が舞台。

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