概要
元々はヴィッツの海外(主に欧州)向けの名称だったが、2020年2月のモデルチェンジとグローバル化の一環で日本向けもこの名称に統一した。
新型プラットフォームである『GA-B』を採用。
エンジンもヴィッツ時代の1300ccを取りやめ、1500ccのハイブリッド及びガソリン仕様車は新開発の『ダイナミックフォースエンジン』の3気筒タイプを搭載する。
また、2代目ヴィッツから採用されていたダイハツ製3気筒1000ccエンジンも引き続き設定されている。
昨今の日本車にしては珍しく、1500ccのガソリンエンジンの全グレードに6速MTが用意されている。
日本仕様車は、今後販売が予定されている欧州仕様と比べると若干小さく5ナンバーサイズである。
また欧州仕様車については、2022年3月までを目処にマツダにも世界販売戦略の一環として供給される事になった。
新興国及び北米では、全くの別車種が「ヤリス」として販売されている。
詳細はYarisを参照。
派生車種
ヤリスをベースに開発された小型クロスオーバーSUV。
見た目、名前、内装こそヤリスである一方、モータースポーツに向けて開発されたのでメカニズム的には全くの別物の車。
モータースポーツ
トヨタは2021年から、このヤリスを使ったカーレースシリーズ「トヨタガズーレーシング ヤリスカップ」を開催することになった。
これまでのネッツカップヴィッツレースに代わるものであり、やはりモータースポーツの敷居を下げる事を目的としている。
ヴィッツ同様専用車も用意されるが、予防安全装置のトヨタセーフティーセンスは省略される上、カーオーディオの装着は不可能(ただしエアコンは装備されてはいる)。
また、トヨタガズーレーシング・ラリーチャレンジでは、2020年シーズンに、トヨタ車限定オープンクラスに出走したものもあったりする。