概要
金田一少年が解決した事件の一つで、ノベルスシリーズ第四弾。
あらすじ
南房総沖にある小島・不知火島で、医大を目指す学生のために開かれる「不動ヒポクラテスセミナー(FHS)」に、アルバイトに来た一と美雪。
その島は、鬼火が見える怪談があることから、「鬼火島」と呼ばれていた。
元サナトリウムだった「栄光寮」恒例の肝試しに参加することになった一たち。
午前零時になると共に、名前の不吉さから空き部屋にされている「百日紅(さるすべり)の間」の鍵穴から部屋を覗くと、受講生の一人・森村圭一が入院着を着た何者かに、首を吊るされる姿が目撃される。
しかし、鍵を開けて中に入ってみると、犯人はおろか死体すらも忽然と消えてしまっていた。
やがて、密室に首吊り死体が発見される形で、第二の殺人、第三の殺人が起きる。
被害者はすべて、現在植物人間になっている海老沢邦明の苛めに参加していた連中だった。
はたして真犯人「午前零時の悪霊」とは何者なのか。入院着を着た犯人と、一が島に来る際に病院で見せられた少年・海老沢邦明の関係は一体…?
関連タグ
KINDAICHI…この事件のトリックが取り上げられた。
電脳山荘殺人事件 → 鬼火島殺人事件 → 上海魚人伝説殺人事件