声:日高のり子
人物
50年前に「四魂の玉」を守護していた高い霊力を持つ美しい巫女。楓の姉。犬夜叉とはかつて恋仲であった。
物語開始時は故人だったが、かごめの魂を利用して「死人」として甦らされてしまう事になる。
生前は巫女として強くあるために感情を抑えていたが、蘇生後はそうした柵から解放されたため、喜怒哀楽の激しい一面を見せる事が多くなった。
作中では自分が封印した犬夜叉には愛憎の感情を、犬夜叉の心を癒しているかごめには嫉妬を、そして自分を死に追いやった奈落には怒りといった激情を向けている。
しかし犬夜叉や奈落たちが関わらなければ、生前と変わらない慈愛に満ちた女性であり、弱者を救い、多くの者に慕われている。
生前
犬夜叉とは相思相愛だったが(黒巫女・椿の呪い(アニメ設定•原作は不明)と奈落を単に発した陰謀により引き裂かれ、恋人になる寸前(原作)でお互いを憎み合わされてしまう。
その結果、犬夜叉を自らの手で封印してしまい、自身もまた彼に化けた奈落によって負わされた傷が元で命を落とした。その際、元凶となった「『四魂の玉』を自身の亡骸と共に燃やせ」と妹の楓に言い残す。
復活
桔梗自身は再び生まれ変わることを望んではいなかったが、500年という月日を経て日暮かごめとして四魂の玉とともに転生した。
物語の序盤で、鬼女・裏陶により骨と墓土で出来た紛い物の身体にかごめの魂を入れて無理やり蘇生させられる。
蘇生後も、犬夜叉への強い愛憎が消えることなく、復活直後は彼を殺そうとした。その際に陰の気の怨念以外の魂がかごめに奪還されたことで失敗。以降は魂の不足分を女性の死魂を吸収することで生き続ける死人となり、現世を彷徨うことになった。
犬夜叉との再会により、自らを殺害した相手が奈落である事を知り、なにをしなければならないかを考え、奈落との戦いにその身を投じる事になる。
能力
生前から並大抵の僧侶や巫女をはるかに凌駕する強力な霊力を持つ。
奈落をも浄化できる「破魔の矢」や、犬夜叉を50年に渡り封じ込めていた「封印の矢」などを操り、清らかな結界を張る事も出来る(通常結界を張るには相当の精神力が必要だが、桔梗の場合は眠ったまま維持することも可能)。
本人もその力に自信を持っている節があり、自身を成仏させようとした僧侶に対して激高し、反撃したことで結果として亡相手はくなってしまった。実力が上の相手には敬意を評する。
霊力関連の能力において、よく基準にされる人物。
作中での活躍に対して、実は同等以上の存在が案外多い。
終盤に登場した巫女の瞳子は、桔梗と同等の霊力を持っていると言われており、かごめも曲霊の封印がなければ桔梗を上回る霊力とされる。
また、ワイド版では作者が四魂の玉を生み出した翠子も、桔梗と同等かそれ以上の霊力を持っていただろうと語っていた。
白心上人にいたっては、本人も認める完全に格上の存在。特に桔梗は妖怪の妖術によって骨と墓土で身体が構成されているため、蘇生後は妖怪を滅する清浄な力に弱くなっており、同じ死人でありながら骨に四魂のかけらを埋め込まれて蘇生した七人隊以上に、白心上人の結界の影響を受けていた。
また肉体は普通の女性であるため、直接的な攻撃に対しては打たれ弱い。加えて死魂を定期的に補充しなければ身体を動かせなくなってしまうため、魂を奪われる・死魂を得られないと無力化するという弱点を孕んでいる。
関連イラスト
関連タグ
カップリングタグ